職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

二十歳の約束

2022年01月21日 | ヤスさん日記
昨日
龍成と呑みにいったのです。
新潟市内の
お刺身の美味しいお店と
いつもお世話になっているワインバーに。

いつも
感慨深いものがあるわけですが
そんな関係を築かせてくれる
母親にも感謝の念が深くなります。

今自分できることは
私の仲間が営んでいる姿を
彼に見せること。
本物を目指している仲間の仕事を
体感させること。

二十歳の約束。

きっと
ながさんも
いつか
そんな時が来ることでしょう。

新潟は陽が出てあたたかく
今シーズンは
雪掻きをしなくてもいいとゆう直感が
当たりそうです。
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このタイミングでの大きな施策

2022年01月20日 | ヤスさん日記
昨晩は
月一の句会でした。
ザクザクと歩いて10分ほどの
もつ焼き屋さんで。
いつものマスターと
いつもののようにと
ザクザクと歩く。
お店に入ったら
どうも空気が重い。
テレビも新聞も無い
我が家の月一のテレビのある空間で
テレビを見ながら話していると
明後日から3週間
営業を休むとゆう。
「3週間、何しよばね。」
と話すマスター。

そろそろ
このウィルスとも手打ちの頃なんだろうな
と考えていただけに。
結構打ちのめされた感があります。
もう
そろそろ明けるだろう
と思った頃に
3週間の飲食店の自粛って
大きな衝撃でした。

句会も
また改めてとゆうことになり。
それとはなく熱燗をやりながら
遠藤周作さんの「沈黙」について話したら
マスターも昼間に読み返したとゆう。
今回の感染症の影響って
この沈黙に通ずるところがある
と思うのです。
あの当時の隠れキリシタンを切っ掛けとした
日本の考察。
それは
今でも続く権力の使い方や同調圧力や。

何か解決が見えたとゆうわけではないけれども
こうやって話せる場があるとゆう有難さ。

しかしながら
やっぱりこの状況で
改めて大きな施策が投じられることで
子供たちの居場所を作っている仲間達が
とっても厳しい状況になっている。
この空気感や同調圧力の中で
子供達の足が出ない出せないとゆうところ。
直接的ではないだけに補助もなく厳しい。

子供達の大切な今が守られるべき時
変えられるのは大人ですからね。
日々
子供達の居場所をつくってくれている仲間と連携しながら
できることを積み重ねてこう
と思う職人なのでした。
こういった時に
やっぱり私は仲間意識が強いと思いますし
そんな人間でしかない
と感じます。

さて
今日は大寒。
あと2週間で立春です。
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巫女さんの鈴の音

2022年01月19日 | ヤスさん日記
この季節
弥彦神社に御祈祷に伺うと
時として
地元名士の団体さんとご一緒になり
巫女さん達の舞を観ることができます。
昨日とゆう良い気日も
そんな日でした。

グレゴリオ暦的
新年初の拝殿で
静かな空間の中
じっと
身体を留めておく時間は
背筋が伸びるものです。

そして
祝詞の声と
鈴の根が
今も
耳に残り。

近くの温泉に入って
今年の展望を
少し考えて
しゅわしゅわしたワインを飲んで。

2022年
神恩に感謝し
生きとし生けるものとして
世の中にできること
積み重ねてゆきます。
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仲間意識と家族

2022年01月18日 | ヤスさん日記
仲間意識が強すぎる
お付き合いしていた方々から
言われることが
多かったなと振り返る
師走満月の朝。
そう
和暦的には
年末に向かっており。
今日18日は
最後の満月で蟹座の満月
なのです。

メッセージとしては
「新しい仲間と地図を眺める。初めての場所へ。」

蟹は
自分の身体と同じ大きさの穴を掘り
そこに潜って休むとか。
そして硬い殻。
その殻を破るのが
ひとつの人生テーマなのかもしれません。

振り返ってみて大切にしていたこと。
そして
今大切にしていることも
東浩紀さんが言われている
「家族」とゆう概念に近いのかもしれない
と興味深く彼の論考を見ています。

家族とは何か?
血縁ではなくても家族になりますよね。
そして
当然血の繋がった家族も居る。
家族とゆう言葉を
その辺りをごちゃ混ぜにして使っていることが
分かりにくくしている原因でもあるでしょう。


使われている家族と置き換えるなら。
マフィアのような
ファミリーと言い換えた方が
分かりやすい場合もあります。

そんな家族像を
私は追い求めているのだろうか

今日は考えてみます。
そう
満月新月といえば
定休日。
今年は
しっかり休む。
そして
しっかり働く
をテーマにしていますので
今日は
午後からしっかり休むとします。
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降ってくる沢山の三千大千世界

2022年01月17日 | ヤスさん日記
ボランティア元年
と言われた
阪神淡路大震災から
27年とのこと。
もう
私の年齢の半分以上が
経ったのだな
としみじみと感じる今朝。

工房の窓の外は
粒の大きな雪が
ゆっくりと降りてきます。

あは雪の中に
どんな世界があるのか。
三千大千世界。
良寛さんは
そこに
どんな世界を観ていたのか。

なんだか沁み沁み。
今日から
冬の土用が始まりましてね。
これが明けたら
春です。
ね。
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日曜の仕上げ

2022年01月16日 | ヤスさん日記
日曜日
静かに工房で仕上げをしました。
振り返ってみると
去年までの
製作の日々は
やはり
特殊な一年
だったのだと思います。

そんな時も必要。
と共に
住まいの声を
自然の声を聞きながら
生活を営み
仕事を営む
とゆうことを丁寧に。

そういえば
近くのコーヒー屋が
明日から定休日だな
と。
残り少ない豆の
買い出しに行って
話し込む。

そう
こんな議論が足りてない。
今年は
言葉にすることを
躊躇せず
恥ずかしがらずに
出してみることを
心に留めています。

慮ることも大切
言葉を重ねることも大切。
素直に伝えること。
直って
隠れたものを見通す
と私は捉えます。
隠れたものを見通せる言葉。

新潟らしい天気が戻ってきました。
籠るにはいい天気です。
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自由とは

2022年01月15日 | ヤスさん日記
寝不足
なんですけどね。
久しぶりに
肌艶が良くて
額に手を当てた時に気持ちいい。
この感覚
久しぶりでした。

年明けて数日
スランプを抱えていた
のかもしれません。
振り返ってみれば。

悶々と考えていたことを
思い出してみると
どうしようもないことばかり。
でも
考えてしまう。

考えてしまうのは
よいことでしょう。
でも
自ら行動制限をかけてしまうような
そんな悶々さは
自由から掛け離れていますよね。

先日
夜ご飯を食べながら
youtubeを見ていたら
哲学者の國分功一郎さんが
アンナハーレントの自由の概念を説明されていて。
「意識の自由は論理的に成り立たない
 経験の上で自由は成り立っている。」
と話されていたのです。
意識の自由は
行動の制限などをされて
そこに自由さを求める人の衝動だと。

意識の中で遊ぶ
想像を膨らませる
って
大切なことと思いますが
それが自由と概念かと言われたら
確かに
考えあぐねてしまいます。

自由を
自らに由するとするなら
意識や想像は
全く私の中から出現することは
ないのかもしれません。

では
経験は
全く私のものなのかと考えてみると
確かに
拘束されない状況でこそ
一人でも自由
と言えるかもしれません。

かもしれない。
だけに
考えている
ってことなのですが。

寝不足ですが
精神の解放を感じて
これは自由とゆうことなのかと
考えている朝。
その精神の解放を
行動に移した時にこそ
自由とゆうのかもしれない
とも思いつつ。

燕市は
昨日の雪ももう溶け始め。
穏やかな土曜日の始まり。
薪ストーブに火をつけて
また
コツコツと叩き始めるとします。
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職人の日々のつぶやき

2022年01月14日 | ヤスさん日記
Instagramを
パソコンでもupできるようになり
ずっと
Instagram up用に使っていたipadが
不必要になるな
と思っていた矢先。
ストーリーズなるものに
関心を持ち始めたのです。

これがまた
ipadでしかupできない。

今までは
24時間で消えるとゆうことで
儚さに手が出なかったのですが
Instagramで淡々と商品をupしているだけではなく
何かその背景をお伝えできればと。

普段から
書き留めている言葉を
upしてみようと思ったのです。

いろいろと
試しです。
試しながら
発見があれば続けられるし
なければそれまで。

そんなものですが
でも
何かの可能性は
あるのでしょうから。
いろいろと
試してみます。

職人の日々のつぶやき。
ながさんにも
あちらもお付き合いいただけたら
幸いに思います。
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粋な伯父さんでした

2022年01月13日 | ヤスさん日記
粋な伯父さんでした。
今日
お仏壇にお線香をあげさせてもらい。
従兄弟と話しながら
伯父さんのことを振り返り
ほっとして。

社長時代に新年会で
「正月は冥土の旅の一里塚」って言ってな
と教えてくれたのも伯父さんでした。

家が近所の伯父さんは
私が独立した後も
「保隆、食べられてっか。」
と缶詰などの食料を
時々持ってきてくれて。
食べれてない時代に
なんとも
ありがたく。

「保隆、好きなジャケット、持ってゆけっや。」
といただいた作りの良いジャケットは
形見として。

「保隆、宮町に美しい時間っていい店があるらしいねっか。
 今度一緒にいこうねっかゃ。」
とゆう約束は果たせなかったけれども。

本を読み
酒を飲み
心を配り
高度成長期からバブル期を走り抜けて
とっても粋な伯父さんであった。

一休さんの狂歌のように
最後まで人生を教えてくれた伯父さんに
ひとり献杯すべく
雪降る工房を早仕舞いするとします。

そして
八代目九代目十代目と
営みが続くように一所懸命に励むことを
ここに誓います。
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論語講義で再生の狼煙を

2022年01月12日 | ヤスさん日記
連休明けの火曜。
資材買い出しの道すがら
三ジャスと呼ばれていた
三条市のジャスコが
今はイオンに吸収され複合施設の
フードコートで
ながさんもご存知の
焼きそばにミートソースをかけた
イタリアンで有名な長岡フレンドさんにて。
ソフトクリームを食べながら
欲望会議とゆう本を読みながら
ひとり過ごしてみました。

そして
昼前にポチッと
メルカリでボタンを押して買った本が
ずっと欲しいと思っていた本で。
1月11日とゆう佳き日に
出会ったことが
運命のように思えてきたのです。
渋沢栄一さんの論語講義。

そして
燕の生活手仕事研究所で
論語輪読会を開催することにしました。
まずは
近所の畳職人と。

来年は
自分の位置に戻るとゆうことで
自分の根本を考えていた時に
論語を23年間学んだことは
間違いなく
私の大きな力になっていて。

それを
もう一度学び直したい
と思ったのです。
それは
大橋保隆再生の狼煙でもあり。

論語って
味わい深い書物と感じます。
でも
私は一人では読みきれない気もしますし
多様な意見が出てくると面白い。

今まで学んだ
高野先生の論語テキストと
渋沢栄一さんの論語講義を付き合わせて
自分の人生に反映して
言葉にすることをしてみます。

言葉の限界を知りながら
言葉にすることを恥ずかしがらずに
言葉にすることで確かめながら
進化してゆければと。

昨日とゆう佳き日に
始まりを始まる。
論語を愛読していた西郷さんの故郷へ
今年の夏あたりながさんと訪れたいものです。
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