職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

燕の職人の冬

2022年01月09日 | ヤスさん日記
燕市の日曜日は雨。
この季節になると
70年以上経つであろう
この家の2階は極寒になるので
1階の居間に布団を敷くことになるわけですが。
布団の中で
うとうとと雨音を聞きながら
やっぱり
この季節に雪が降らないと
心寂しいものがあったりします。
全国で雪害が無いように
と思いながらも。

先日も
会合の後の夜半過ぎ
真っ暗な中で
きらきら降りてくる様は
雪の華
とゆう言葉とぴったりで。

5センチ位積もった
新しい道路を
ぎゅっぎゅっ
と踏みめるときの
あの音と感触。

50センチ位積もったら
寝転んで
このまま雪に埋もれたい
と思ってしまったり。
いや
そのまま眠ったら
凍ってしまうわけですけれども。

子供の頃に鍛えられた
雪国の精神性は
掻いても掻いても
また真っ白になるってこと。
自然は
人間とゆう存在を教えてくれるわけです。
掻いても掻いても
また
次の朝には真っ白。

それでも
生きてゆかなければ。

雪が降っても籠る
雪が降らなくても籠る。
燕の職人の冬です。
コメント (1)
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