職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

褌を締め直して

2022年01月30日 | ヤスさん日記
昨日仕事を早めに仕舞って夕刻に
三方舎の今井さんのところに
伺ってきました。
振り返れば
10年前
三方舎さんでの初個展まで
私がどんな生業で生計を立てているのか
知らない人の方が多かったはず。
それほど
市民活動で動いていた。


それは
職人として独立する際にも
中越沖地震がきっかけで。
仲間を助けるためには
自由な時間が必要だ
とゆう思いがあったから。


そして
この10年の間に
仕事をする人間としても
成長させてもらって
今では
私を職人として認識する人
の方がほとんど
かもしれません。


なんと為に生きているのか考えるのは
暇だから
と養老さんは言います。
確かに
時間がない人には
考えられないこと
かもしれませんし
現代では
生きる為に時間を使い
考える時間もない
とゆう人もいるかもしれません。


時として
立ち止まって
生きる意味を考えてみる。
それは
自分自身の。


そうすると
観えてくるものがある

この数日で感じました。
今まさに
土用の開ける前。
三方舎さんに伺い
今井さんと話し込み
10年前の自分を思い出しました。


褌を締め直して
礼儀を重んじ
自律できる人間であろう
と思った昨日の夜。
帰り道に買った
鶏の半身唐揚げをビールと共に
ハングリー精神を養いながら。


ながさんなら
きっと
言葉の奥を感じてくれていると思います。
どんなことだったかは
また会った時に改めて。

コメント
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