職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

柔能く剛を制す

2008年11月26日 | ヤスさん日記
柔道という言葉が
気になるようになった
今日この頃。
道を極めるなどとよく言いますが
どんな道を自分で選ぶか
がとても大切なのかもしれません。
そしてその道が
私のベストだと感じられることが
素敵なコトだなと。

柔らかい道
そんな道程が素敵だなと。
柔らかさの中には
棘も痛みも
強ささえも
あるのですが
柔らかな棘で
柔らかな痛みで
柔らかな強さで

包み込むような
包み込むような
そんな柔らかな道。

とある話です。
インドを旅する僧侶が
同行の旅人に毎日のように
罵倒を浴びせられてました。
しかしその僧侶は
毎日変わらずに穏やかな顔。
お別れの日に同行の旅人は聞きました。
「何故あなたは私があれだけ罵倒したのに
 そんなに穏やかにいられるのですか?」
その僧侶は答えました
「誰かがあなたに贈ったプレゼント
 それをあなたが受け取らなかったら
 それはどこへ帰ってゆくのでしょうね?」

同行の旅人は
そこで気付いたようです。
差し出したものが帰ってきた時
それを受け取るのも
また大変なコト
でしょうね。

時として
時としての
色んなことが
今も胸に去来しますが
赤ちゃんのような
柔らか肌で
それ達も
包み込めればな
と思う職人なのでした。

今日も新潟は
星が美しく輝いています。
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