職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

お題目

2012年07月27日 | ヤスさん日記
今回の個展
というお題目。
今までのように
誰かの為に
ってコトではなく
自分自身の日々の仕事
というお題目で
これだけ
沢山の方々に
協力してもらえる
ってことが
嬉しく思う今日この頃です。

ひとつ
歴史を繋ぐ者として
なにができるか。

見渡しても
それぞれの役割で
鎚起銅器というものを
伝えようとしています。

私にできること。
昔からの製法のみで
日々を生きる。

それだけなのですよね。

後進に伝えられる事は
技術云々はもちろんのコト。
どう生きるのか
というひとつの生き方
なのだと思うのです。

世間に揉まれ
世間に助けられ
今を生きている私にとって
世間の中で
問いかけを自分自身にしつつ
貫くだけなのですよね。

私の中のお題目の
問いかけが
ナニカに繋がればいいな
と思う職人であります。

いつかいつかの
この時代にも
数十年後
数百年後
ご縁に助けられ
ご縁に活かされた職人が居た。
今度は
どんなご縁が広がるのか
先ずは
目の前のひと鎚ひと鎚に
今の私を込めてみたいと思います。
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