職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

土地に染み込む物語

2022年12月11日 | ヤスさん日記
昨日
燕市に在る
大河津分水の資料館に
足を運びました。
在ることは知っていた
のですが
足を運んだのは初めて。
ここに来る経緯は
いろいろあるのですが
端的にお伝えすると
越後平野は
この分水路が出来たお陰で
水害からの被害から
逃れられるようになった
のです。

今では米所
と言われる新潟も
以前は
腰まで水に浸かるような田んぼで
収量が少ない。
少ないからこそ
耕作地は広げて石高を上げざるを得ない
そんなイメージです。

その分水路に関わった
旧帝大の主席の三人。
この三人の物語に出会えただけで
私はとても心強い地元のエネルギーを
もらったように思います。

時代背景を考えれば
新潟県にお金を注ぎ込むことは
政府の思惑と一致し
日本から海外進出への足掛かり
だったのかもしれません。
それだけに
これだけのお金と知恵を
投入したとゆうことは
確かにと頷けます。

そんな中でも
この三人の技術者が
精魂込めたこの分水路は
平和を願うものであることは
間違いないでしょう。

分水路完成後の石碑には
エスペラント語と共に
こんな文字が刻まれていました。
「万象ニ天意ヲ覚ル者ハ幸ナリ」
青山士さんの言葉。

この言葉を噛み締めて
この土地に
この人たちが集っていた
とゆうことを噛み締めて。
今日も
仕事に励みます。

越後平野と鎚起銅器
私の仕事にも
縁が深い物語です。
コメント
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