職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

眠っている銅器たち

2022年12月04日 | ヤスさん日記
レスキュー
と称して
後世に遺したい銅器を
メルカリや
ヤフオクで
買うことがあります。

きっと
多くの人には
理解できないようなもの
かもしれませんが
これは名品だ
とゆうものが
時々出ているのです。

鎚起銅器の世界の
黒歴史
とゆう表現をしてもよいような時期が
昔はありました。
国の伝統工芸品に指定されているため
県や企業の記念品に
たくさん使われたとゆうこと。

いや
企業利益を追求する上では
全くもんだいなく
そうであるべきであった
とも思います。
それと共に
1度も使われずに仕舞い込まれている銅器が

正しく沢山出てきている現実。

道具って
なんなんでしょうね。

私たち職人自身が
考えるべき命題でしょう。

昨日も
遺品整理などを生業とされている方から
玉川堂のものがあるとのことで
見にゆきました。
そして
新品の茶筒を購入してきました。

つくること
使われること
その先にあるもの。
そんなもの達を大切に
私は
今日も
ものづくりに励みます。
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