リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2009年5月2日 大雪山国立公園・Ⅰ

2009-05-02 17:38:13 | Weblog
 残雪の北海道の山から昨日の夜帰った。天気が良かったせいか思っていたよりも寒くはなく、少し山道を歩くと暑くなったりして。ダンナとでは元々の体力と技量が違いすぎて行動を共にするのは無理。今まで気がつかなかったわけではないがはっきりと知らされた感じ。旅の初日は遅い便で十勝帯広空港に到着し、帯広駅前までレンタカーで移動。ホテルに泊まり、翌朝朝食後すぐに大雪山国立公園・トムラウシ温泉方面を目指す。道はすいていて途中ですれ違う車も少なかった。気持ちよいドライブの後はトムラウシ山の登山に挑戦。しかし考えが甘かった。もっと雪がないもの、と思い込んでいたがとんでもない! 最初の急な坂を登りきった先には雪原が広がっていたのだ。ダンナは直ぐにスキー板を装着。で、私は? と思っている間に「早いとこスノーシュウを履いたほうがいいんじゃない」と言われ履いてはみたがこれがなかなか上手に歩けない。重いし歩幅を大きくしないと歩き難い。平らな道ならともかくこれを山道でやれ、と言う。慣れればなんてことはないのだろうが最初の段階では焦ってしまった。登りはとてもきつい。小1時間歩いたところでリタイア。もう少し上の様子を知りたいダンナと別れひとり下ることに。あたり一面真っ白でおまけに熊が出るかも、と脅かされ怖い思いでゆっくりと下りた。何事もなく30分程で下山した時には心底、ほっとした気分に。何事も経験とは言うもののこの年になってあんな経験をするとは思わなかった。(続く)

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