スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

クラスターカップ&第一部定理七証明

2007-08-15 22:38:04 | 地方競馬
 昨年までは盛岡の1200メートルで行われていましたが,第12回クラスターカップからは水沢の1400メートル。しかし2日続けて1400メートルのJpnⅢをやる意義があるのかどうか,いささか疑問に感じます。
 発走でタイキサファリが落馬するというアクシデントはあったものの,アグネスジェダイが逃げ,メイショウバトラーが2番手でこれをマーク。ここでは実力上位の2頭が前にいき,ほとんどマッチレースという印象。直線ではメイショウバトラーが楽に差し,3馬身の差をつけて快勝しました。アグネスジェダイが2着で,3着は中団から追い込んできたテンショウボスできわめて固い決着。
 優勝したメイショウバトラースパーキングレディーカップに続き,これで4連勝。2着と3着が9馬身も開いたように,今日はアグネスジェダイを負かせば勝てるというレース。武豊騎手も明らかに的を絞ったような騎乗でした。父はメイショウホムラ
 アグネスジェダイも力は出し切ったものと思います。今日はいかにも相手が悪すぎました。

 明日は旭川でブリーダーズゴールドカップ。ここはJRA勢の争いが濃厚。順番は,メイショウトウコン◎,マイネルボウノット○,オリンピアンナイト▲,アルドラゴン△で。発走は19時55分。

 ここでは第一部定理七を次のように証明します。
 まず,もしもある実体substantiaが実在するなら,第一部公理三により,この実体が実在する何らかの原因causaがなければなりません。そこでこの原因は,その実体自身のうちにその実体の本性essentiaとして含まれているか,そうでなければほかのもののうちにあるかのどちらかです。これはそれ自体で明らかだといっていいでしょう。そこでもしもほかのもののうちにその実体が実在する原因があると仮定すると,第一部公理四により,この実体の認識cognitioはその原因の認識に依存するということになります。ところが,第一部定義三によれば,それ自身によって認識されるもののことを実体というわけですから,これは不条理であるということになります。このことから,実体の本性にはその存在existentiaが含まれるか,そうでなければ実体は実在しないかのどちらかであるということが帰結するのですが,絶対に無限な実体である神Deusが実在するということは,第一部定理一一から明らかになっていますから,実体が実在しないということもまた不条理で,したがって,実体はそれ自身の本性のうちにその存在を含むものとして実在するということになります。したがって実体は必然的にnecessario,つまり永遠aeterunusのうちに実在するということになるでしょう。
 僕の考えでは,第一部定理七は名目的な定理Propositioですので,その観点からはこのような証明Demonstratioが必要であるとはいえません。ただ,ここではこれを実在的な意味で証明する必要がありましたのでこのような証明になりました。
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