スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

JBC協会賞農林水産大臣賞典ブリーダーズゴールドカップ&第一部定理八

2007-08-16 22:37:29 | 地方競馬
 美浦・栗東の両トレーニングセンターにいる馬の中から馬インフルエンザに感染している馬が発見され,この影響でJRAに所属する馬の移動が大幅に制限され,今日の第19回ブリーダーズゴールドカップに出走の予定だった4頭もやむなく競走除外ということになってしまいました。
 笠松や兵庫からの参戦もありましたが,こうなれば同じ旭川の2300で行われた6月のステイヤーズカップの再戦模様。そのときは出走していなかったバンブーボカが逃げ,ギルガメッシュが2番手でマーク。直線に入ると並びかけ,そのまま抜け出して優勝。中団から追い上げてきたビーファイターが2着で,3番手でレースを進めたオースミシュネルが流れ込んでの3着と,ステイヤーズカップとまったく同じ結果になりました。
 優勝したギルガメッシュは重賞初制覇。勝ちタイムの2分36秒2はお世辞にも速いとはいえず,はっきりメンバーに恵まれたと思います。まだ4歳で成長力があることは間違いありませんが,現時点では残念ながら全国レベルとはいいがたいのではないかと思います。父はサクラローレル
 馬インフルエンザに関しては,後日,何らかの記事をアップするつもりです。

 明日は松戸記念の決勝。並びは矢口-神山-阿部の関東,石毛-山田孝司の南関東,金子-山田裕仁の中部,三ツ石-加倉の西国で4分戦。やはり3車の関東勢が有利ではあるでしょうが,金子選手に魅力を感じます。

 今回のテーマは無限と有限ということですので,まず無限infinitumであるものの実在について考え,それが永遠aeterunusのうちに実在するということを,第一部定理七を利用して,実在的な意味で証明しました。しかし,実際にスピノザが『エチカ』に配置した順序では,先に実体substantiaが自己原因causa suiであるということ,したがって実体が実在するならばそれは永遠のうちに実在するということが第一部定理七で名目的に証明され,その後で,そうした実体というのは無限であるということが次の第一部定理八で示されています。この第一部定理八というのは,今後の考察の上でひとつの導入部分になりますので,ここでみておくことにします。
 「すべての実体は必然的に無限であるOmnis substantia est necessario infinita.」。
 すでに何度もいっているように,僕は『エチカ』の第一部定理八まではすべて名目的なものであると考えています。第一部定理七に関してはそれでも実在的に解釈する余地があると思われ,そのために今回の考察ではそのような仕方で証明しましたが,この第一部定理八に関しては,僕には実在的には考えることができません。というのは,すべての実体といういい方は,実在的に解釈するならば,明らかに複数の実体が実在することを含意していると思われるのですが,実際には,実在する実体というのは神Deusだけだからです。したがって,この第一部定理八に関しては,ここでも名目的なものと理解します。ですので,第一部定理七に関してはここでは実在的に証明しましたが,もしも第一部定理八の証明に第一部定理七を利用する場合には,あくまでも第一部定理七は名目的に正しいということを前提とすることにします。実在的に正しいものは名目的にも必ず正しくなりますので,そこには矛盾はないものと考えます。
コメント
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