analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

TA‐F555ESXⅡ修理に挑戦27 不明コンデンサ左右入換

2020-10-03 00:02:57 | TA‐F555ESXⅡ

何とか少しずつ良い方向に向かっている。

こういうものは或るパーツを一個換えれば直るのかと思ってたが地味な作業になった。

 

今回はフィルムコンデンサーを交換する。片チャン3個を左右チャンネルで入替えた。

一緒に念のためLchのオフセット調整用半固定抵抗も新品に入替えた。

これで測定してみた。

リレーが入るまでは電源電圧と変わらないが、入ると数百ミリボルトまで下がった。

しかし電源ランプは赤のまま。

オフセットを調整して再度電源投入で緑になった。

少し落ち着いたようにも感じるが、まだまだだ。電圧の振れ幅が大きい。

真ん中のテスターがLchオフセット。

右はRch,左の赤いのは電源電圧。スライダックは80V。

電解コンデンサーを入れ替えてみるか。

 

 

今回交換したコンデンサーは見た事がない物だ。

ハンダ付けしようと熱を加えると透明な液体が本体から滲み出てくる。それが冷えると白く固まる。

極性が無いのでフィルムコンかと思ったが、電解なのかもしれない。

 

20201001

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TA‐F555ESXⅡ修理に挑戦26 C995から追っていく

2020-10-02 00:03:50 | TA‐F555ESXⅡ

現在の問題点、Lchのオフセット電圧が電源電圧で出てしまう。

それでもオフセットの調整でリレーが入るまでにはなるが、安定しない。これは邪道だ。

30分ほどでリレーが切れてしまう。

 

 

青丸は2SC995。

 

LchのC995からプラスの電源までは問題が無さそう。Rchより少し高めに出ているが、ここが悪いわけではない。

電圧測定をしてて、転寝してしまった。リレーが切れてた。

今度はこの近くのマイナス電圧から追いかけてみた。

抵抗、

ダイオード

ときて、2SC3504の電圧を測ったらコレクタ電圧がRcHと違いエミッタ電圧と同じ。

短絡?また購入??と思ったが、C3504を左右で入れ替えた。

この時、短絡はパターンかと思いテスターで測ってみたが導通はないようだ。目ぼしいところをカッターで削ってみた。

 

そうしたらなんと、電源電圧ではなく、3V程に下がった。整流回路の電源電圧も60V超えだったのが10Vほど下がった。電源の電解コンデンサーが耐圧63Vなので、この辺で落ち着いてくれればいいのだが。ただ、この時でも電源のスライダックは80V程なのでもう少し上がりそうだ。

電圧が落ち着かないのははんだ不良かコンデンサーだと思う。C3504のコレクタに続いてる63V47μF、7pFを外して測定したが問題ない。左右入れ替えたらオフセット電圧が数百ミリボルトまで下がった。だがまだ振れている。

右はバイアス、真ん中はオフセット、左の赤いテスターは電源電圧。この時スライダックは80Vだ。

 

 

もう少しかと思うが、フィルムコンデンサーを交換しようかとも思う。

ただし、今までダメかと思った部品は左右入れ替えたが、そのすべてが問題無かったんだよな。

単なるハンダ付け不良なのかな?なんて思う。この基板やり直したんだっけ。

 

20200930

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TA‐F555ESXⅡ修理に挑戦25 K389の測定

2020-10-01 00:01:00 | TA‐F555ESXⅡ

製作した治具で、付いていた2SK389と、先日購入した2SK170を測定してみた。

治具に100Vを掛けると電源電圧が16V程になってしまう。アダプターが大きすぎなのか?

よってスライダックでで80V程に下げて使った。電流値は1.9mAに少し下がったが、これでやってみる。

結果、バイアス電圧は

K389は Lch 0.548・0.545、   Rch 0.474・0.483

K170は 高いのは0.34が一本、

0.2前後は3本、

それより低いものが6本。

うお~ペアが取れ無さそう。

あと20本くらい取らないとダメかな?

ただ、これを見るとK389はまだ使えそうなんだ。

折角作ったのだが、K389の状態が分かったので良しとしたい。

左右を戻してオフセット電圧を測定しÞが、変わらなかったのでK389は問題無さそう。

 

 

 

実はA‐Class段のみだが、今回路図を起こしている。

それでオフセットが高く出てしまう原因に2SA995に注目してみる。

オフセット調整半固定抵抗は固定抵抗を介してデュアルトランジスタA995の両方に入っている。

この抵抗の良否と、A995の電圧を測ってみよう。

Rchと比べて少し高め。それでふらふら動く。

ならば両端のエミッタにつながる抵抗を外して測定。

片方は220Ω、もう片方は50Ωの半固定抵抗がつながるので少し小さく180Ω。

実測してもそんなに違わない。

 

 

この修理、なんか私には無理に思えてきた。

 

20200930

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