このアンプにはダイオードが沢山使われてる。A‐Class段基板の物を幾つかLchとRchで入替えてみたが、特に変わった様子はない。
多分大丈夫なのだと思う。
今まではダイオードなんて整流ぐらいにしか使ってなかった。が、最近増えた。
真空管の時は耐圧と電流、そして逆起電圧を注意すればいいくらい。
しかも最近は整流管なんて使うもんだから、買う事もなくなった。
そんな訳で、どれを使えばいいか分からない。
トランジスタアンプを開いて見て、こんなに使っているんだと思った。
直列に並べて、何してんだろう?安全のために複数?でも一個でも切れたら終わりなんだけどな。
もしかしたら複数個で電圧決めてんのかな?
この程度の認識だ。
A‐Class段基板のダイオードは多分大丈夫だ。
B‐Class段基板の入り口に TEMP COMP と有り、トランジスタが二個ある。
TEMP COMPENSATION = 温度補償
熱暴走させないような回路なのかな?
そういえばオフセットはだんだん大きくなっていく。アンプが温まっていくにつれて、という感じ。
え、暴走まで行かなくても、不安定なのかな。
っと、トランジスタ類も結構見てきたが左右入替えても特に問題無さそうだった。
抵抗は全数は見てないが、抵抗値測ってみてもダメなものは無かった。電圧も問題無さそう。
っとしたらあとはダイオードだ。
大丈夫と思っても、可能性は潰していかないと分からない。
トランジスタのベース―エミッタ間の電圧を安定させるため、ここにダイオードを入れるらしい。
555ESXⅡにもいくつか付いている。
特に温度補償回路のとこにはいっぱい付いている。
この辺を換えてみたい。できればトランジスタも。
なのだが、もうこれらのダイオードはとっくに生産終了してる。
ユニゾン US1060M 中国傘下になったようで、HPが意味不明
幸いデータシートが見つかった。
★VRRM 繰り返しピーク逆電圧 50V
VR 逆方向電圧 50V
IFM 尖頭順方向電流(ピーク電流)、Io 平均整流電流 450μA
★IFSM せん頭サージ電流 0.7A
VFmax 最大順方向電圧 1.1V
測定条件VR 逆方向電圧 50V
Ct max 最大端子間容量 3μF
Trr typ 一般逆回復時間 1.5μs
Trr max 最大逆回復時間 3μs
★印は絶対超えてはいけない。
最大順方向電圧が低く気になるが、これは電圧降下だという。
これで選定してみよう。
サンケン 10E2N (HPのリストに出てこないものは他社のを使ってくださいとのこと)
これについては実物は10E8Cなど、型式が違う。
シリコンダイオードの様で、これは大丈夫なのかな?と思っている。
と言いながらA‐Class段基板の整流ダイオード 30DF2 は交換しようかと考えている。黄色丸の方。
Lchのプラス電圧の発生が遅いように思うからだが、Rchは大丈夫だから大丈夫なのか。そうすると他の場所か?
ルネサス? HZC1L 情報なし。
これは誤記らしく、実物に 7 C1 と有り、HZ7C1らしい。
またこれがどこにも無さそうだ。
Vzmax7.6V、Vzmin7.4なので、公称7.4Vになると思う。(Vzminは7.2の間違いです20201019)
代替を探してるのだが、今はほぼ7.5Vしかなく、見つからなければこれにしようと思う。
ただ、設計電圧は7.4Vだが、実際測定してみると7.9V掛かってるようなので、7.3Vとかに下げてみようと思う。
そういえばアノード側に0.4V程出てるので、これが無ければ7.4Vに近づく。この0.4Vが余計なんだ。
この三種が分からなかったが、知恵袋に投稿してみたら見えてきたのだ。
何とか行けそうなとこまで来た。
しかしダイオードだけでこんなにめんどくさい。
けど、だいぶ見えてきた。
02021013