analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

TA‐F555ESXⅡについて。音

2020-10-06 00:03:49 | TA‐F555ESXⅡ

修理に行き詰ったので、今の聴いた感じなどを記しておく。

TA‐F555ESXⅡを鳴らす前に、TA‐FA7ESを鳴らした。

スピーカーはAR‐4Xにした。

結構濃いめと思った。

しかしF555ESXⅡを鳴らしたら評価が変わった。

555ESXⅡは一昔前の音、洗練されて無い感じか。だけど此方の方が、全然濃いめだ。

少し中音がほぐれない。

バランスは末広がり。中低域が充実している。

ヤマハのAX‐1200とも似てない。

ダメか?というとそうではない。

何か、懐かしいというか、一風変わった感じの音がする。

特に音楽が心地よいとか、綺麗になるとかいうのは無い。

FA7ESは空間感が有るが、555ESXⅡには無い。

FA7ESは真空管アンプで高級パーツを使ったときにも感じられる違いだ。

無骨に鳴る。これがソニーの音、って感じ。

技術者が音楽を聴かず、特性を良くするように、真面目に作った、そんな感じ?

これってCDプレーヤーやカセットデッキにも通ずる気がする。

なるほど。でも嫌いではない。自分で修理したという思い入れがある。

長岡鉄っちゃんが好きなのはこういう音なのか?フルレンジにはこういうのが良くなるのかな。

そういう意味ではサンスイは一般受けするような音作り。

 

 

この機種の特色はなんといってもツイン電源トランス。

左右別かと思ったが、なんとパラ使い。

レギュレーションが良くなるはず。

電圧は同じで、電流が倍取れる。

瞬間的な電流供給に余裕がある、という事は電流・電圧の変動が無い、となるのか?

この辺の効果は分からない。

この二つのトランスの位相はズレないか?それが心配。

 

アンプというのは、電源を前段で振る、と最近考えるようになった。

何を言ってんの?増幅段で増幅するんじゃ、と思ってた。

今は、前段が、電源を出力に変形させる、そんなイメージ。

となるとアンプは電源の影響が大きい

なにおいまさら。

この分厚い音は電源トランス二個。

イメージ戦略にやられた感がある。

 

20201002

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