analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

TA‐F555ESXⅡ修理に挑戦43 仕上げ3

2020-10-27 00:04:22 | TA‐F555ESXⅡ

しばらく鳴らしているが、問題無さそう。

オフセットが少し揺れるが良いのかな。

音楽を掛けてて、音量が上がると50mVとか、あるいはそれ以上出てる。

もしかしたらACを読んでるのかも?

ACで読むと600mV位出てる。これで大体0.05W。

こんなもんだろう。

 

先週の金曜に入金した分のパーツが珍しく来ないので、木曜にメールで確認したら、翌日到着してた。

若松通商、廃業したかと焦った。

 

早速取り付け。

A‐Class段基板の100V22μFと1μFのコンデンサーをそれぞれ一個ずつ、左右チャンネル交換した。

これでこの基板のコンデンサーは全数交換になる。

残るは抵抗だが、こいつらは大丈夫だろう。

 

 

 

はやる気持ちを抑え、電圧測定をする。

オフセットは問題ない。

今回交換したコンデンサーの一つ、C403(100V1μF)はQ402・Q403の2SC945のカスコード接続の物で、ベース電圧を安定させる為の物と思う。コンデンサーのプラス側が+7.4Vになるはずで、測定してみるとRchが7.92V、Lchが7.72Vとなった。

 

もう一つのC408(100V22μF)はマイナスがオフセット電圧でプラスはアースに落ちているから、オフセットが出たときのフィルターかなと思う。

測っても仕方ないのでQ408の2SC3514のエミッタ電圧を測ってみた。

設計ではー7.8VのところRchはー7.87V、Lchはー7.78V。

こんなもんだろう。

ツェナーダイオードは細かくVzが分かれてるので、もっと精度が出るのかもしれない。

Rchはオフセットが安定してたので手を入れなかったが、ツェナーを交換した方が良かったのだと思う

でもLchが良くなるまでいじらないことにしてたのだった。

 

 

ここでオフセットを測定しながら音楽を掛けている。

驚いたことにオフセットの揺れが減った。

無信号時で1mV以下、音楽が鳴っても3mV以上振れない

最後に換えた100Vのコンデンサー、これって劣化してたのかもしれない。

 

これで思い残すことは無くなった。(ほんとか?)

 

20201022

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