analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

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TA‐F555ESXⅡ 鳴らしている。

2020-10-21 00:00:46 | TA‐F555ESXⅡ

昨日からトータル10時間弱鳴らしている。

先ほどから少し輪郭が出てきた。

トランジスタが馴染んできたように思う。

 

最高域は伸びてる感じが薄いが、全体にかっちり、フラットなイメージ。

中域はFA7ESと比べると濃い。他のアンプより濃いかと言われるとそんなことはない。FA7ESは向こうが透けて見える感じで、セル画の様。此方は透けて見えない分抜けが悪いように聞こえるがそれもない。

極めて真面目な音。FA7ESと比べられてしまうとあちらは明るい音、こちらは根暗な音。どうしても否定的になる。

でも身の詰まった音はじっくり聞くと良さが分かるはず。

玄人好み?

内部を見てしまったせいか、もう少し抜けを良くする方法があると思う。

何度も言ってるが、ジャンパー線の使い方。セレクター等信号経路に結構使ってる。

使用部品は、電解コンは結構良いものを使っている。

フィルムコンもマイカにしている。

抵抗はカーボンだ。

しかし、大電力部に2Wセメント抵抗、A‐Class段基板などにヒューズ抵抗を使っている。

可変抵抗などはそこそこ良いものだ。

 

音だった。

この音は何だろう。

出力段トランジスタは2SA1492・2SC3856になる。(多分555ESXも)

これがキモか?

確かではないが、555ESR(多分555ESGも)はA1186・C2837

555ESL・555ESA・555ESJはK1529・J200(FET)

FA7ESはk1530・J201(FET)。

になる。

(私の中ではもしかしたら、FET=薄い音というイメージかもしれない。)

驚いたのが、上の価格帯のヤマハのAX‐2000。こいつはXⅡと互換のあるA1491・C3855を使っている。

ならばAX‐1200は?情報が無かった。多分出力が違うので違う石と思う。

持ってんだから、あとで見てみよう。

 

 

話がそれた。

空間感はあまり無い。広がりもそこそこ。

スピーカーより前に広がるというか、前に音が飛んでくる。

筋肉質というか、岩石的な音?かっちり。

余裕みたいなものはあまり感じない。

横の広がりは、響きが広がりを作ってるのではなく、楽器の定位が横いっぱいだ。

広がらなくって凝り固まる、って、私の嫌いな音じゃね?

自分で弄ったアンプだからひいき目に見てる。

もしかしたら真空管アンプの方向性もこちらに行くかもしれない。

そういえば、濃いめの音を目指す、なんて思ってたな。

音の構成が他のアンプと違う。

濃いめの音=充実した音。

これだ。

どちらかというと寒色系の音。ヒーンと響くが、真空管アンプの様に嫌味にならない。

うるおいとか柔らかさはあまり感じられない。この辺はトランジスタアンプの範疇を出ない。

 

 

ラックスのL570と鳴き合わせてみたい。

ってかL570聴いてみたいなぁ。

 

20201019

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