オフセットのハンチングが5mV以内と割と落ち着いた感じに思えたので、また鳴らしてみた。
最初はヤマハのNS‐10MMを使う。
線が細いが、かっちりした感じに鳴る。
しっとりとか、うるおいは無い。
思ったのだが、ソニーの機器は、「測定器」だ。フロントデザインもそっけない。
オフセットが変わらないので、いよいよメインのDS‐3000を鳴らす。
果たしてどうか。
FA7ESと比べると、こちらは実が詰まっている。
あちらは音が透けて、後ろが見える感じだ。
此方は少し奥まって鳴っている。私の好きな鳴り方だ。
透明感とか、響きが広がるとかは無いので好きな部類には無いのだが、自分が手を入れた思い入れが有るのと、この鳴り方は今まで使ったプリメインアンプとは対極と思う。
AU‐α907i
↓
E305
↓
TA‐FA7ES
↓
TA‐F555ESXⅡ
これはイメージだが、上から透明な音から段々濃いめの音になる。
ソースはトーレンスにSYNERGYを繋いでTA‐F555ESXⅡのフォノ(MC3Ω)へ繋いだ。
以前はもう少し肉付きの良い、肌触りがビロードのような感じの記憶が有るが、記憶を美化しすぎだったのかも。
それでも手元に置きたい機種になった。
私の中ではこのクラスの名器。
LP一枚ほど鳴らしたが、またオフセットがハンチングしてきてノイズが出てきたのでやめにした。
20201014