サブウーファー用アンプの仕様を考える。
入力トランスは必須
EL34PPstereoをベースに考える。
初段は12AU7
出力段はEL34PPでUL。OPTはFX‐40‐5。
電源はアイエスオーMS‐330D相当のS‐2017。これで倍電圧整流。
※下の回路図は妄想です。実際に動作する保証は有りません。使用しないことをオススメします。
定数はまだだが、これで行こうと思う。
NFBは掛け方をもう少し考える。
おっと整流回路はダイオードになる予定。
20241025
サブウーファー用アンプの仕様を考える。
入力トランスは必須
EL34PPstereoをベースに考える。
初段は12AU7
出力段はEL34PPでUL。OPTはFX‐40‐5。
電源はアイエスオーMS‐330D相当のS‐2017。これで倍電圧整流。
※下の回路図は妄想です。実際に動作する保証は有りません。使用しないことをオススメします。
定数はまだだが、これで行こうと思う。
NFBは掛け方をもう少し考える。
おっと整流回路はダイオードになる予定。
20241025
パワーの初段を12AX7から12AY7に換えた時と、カソード抵抗を換えた時にゲインがどのくらいになるかを知るために測定してみた。
12AY7は、X7とU7の中間位のゲイン、3%の歪の時の出力は10VほどでU7とほぼ同じだった。
カソード抵抗を2.2kΩから1.8k程に下げたが電流は1.33mAから1.37mAくらいしか増えなかった。これによるゲインもほぼ同じ。
なんとも余り効果が無かった。
折角だからパワーアンプ単体でF特を測ってみたらこれが衝撃だった。
60Hz以下はほぼ無い。
周波数を60Hzから40Hzに下げると測定器の針がゆっくりと下がっていく。
普通はこんなことはない。針は早く下がる。
音楽を鳴らしてた時は低音はふくよかだが地響きのようなものは寂しかった。
なるほどこういうことか。
謎なのがパワーの初段Y7のグリッド抵抗Rgを4.7k+4.7k(=600:10kのIPT二次側抵抗)に抵抗を抱かして抵抗値を下げると減衰する周波数が上がってしまい今までの認識と違う。
そこで次にパワーとプリを接続し、Rgを 4.7k+4.7k から 10k+10k に上げてみたが、減衰する周波数が下がると思ったが上がってしまった。
上グラフ黄色線。
これってカップリングコンデンサーが小さいからか?と思ったが、IPTの二次側でF特を測ったらF特はほぼ変わらない。
ということは、プリのOPTのNP‐126と、パワーのIPTのPMF5P‐10k600CTの相性かと思う。
もう少しまともかと思ったが、結構ショッキングな結果だ。
あ~あ。
20241027
サブウーファーのアンプ用にEL34PPstereoを改造しようと思う。
入力にトランスを付けたいのだが、二次側は抵抗値を調整できるようにしたい。
下図の上右のトランス二次側は抵抗二つ付いているのを可変抵抗にする。
そうしないと手前のトランスの二次側巻線の上下で整合できないのでは?と思うから。
で、二連の可変抵抗器を探したら軒並み価格上昇だ。
東京光音電波(TKD)の物はもはや高級品だ。
コスモスは二連を探すのが大変だ。
そこでアルプスを探してたらびっくりの安価なものを見つけた。
アキバのショップのよりかなり安い。
今の手持ちは100kのAカーブとBカーブなので揃えたい。
100kはこの後も使うと思うので手持ちの一個とペアにするために5個。
今回のトランス二次側に使うつもりで10kを4個。
10kよりもう少し高いものが欲しくなったりするかもしれない。100kで10k以下で使うのはちょっと違うのでは?ってことで50kを4個。
すべてAカーブ。Bは置いてなかったようだ。
この先入手困難になるかもしれないので奮発した。
真空管アンプでゲインの高いもの用で250kも有ればよいが確か手持ちが有ったはず。
思わぬいい買い物ができた。
いつも買ってたものの2/3くらいの価格だった。
取り残されてんのか?時代が止まってんのか?
ショップはラジオデパートのコバデン(小林電機)というところ。
いつも素通りしてたところだ。
ネットショップを始めたとすると若い方が居ると思うのですぐには閉店しないだろうと思うがどうだろう?
実は私の中ではアルプスは一番評価が低かった。周波数特性は良いカマボコだがパサついた感じ。
TKDはF特がデコボコなイメージだが艶というか、音色が良い感じだった。可変抵抗では一番かな。
コスモスは無難。癖が無い。最初のプリにしばらく使ってた。
それでもパワーのIPTにアルプスを使って調整してたが、外すとなんか寂しい感じがした。
音色が真空管に合ってたのか?
そして電圧の大きいところに使うと良い感じだった。
まあ、私にはアルプスのRK50というお化けボリュームと現用の抵抗切り替えのATTが有るのでメインはそちらで。
そいうや今鳴らしてる電圧増幅のプリもアルプスだったかな。
昔は抜けが悪いなと思ったが、これも含めてアンプの音色かなと思うようになった。
20241024
EL34PPstereoの内部を見てみたら、出力段のカソードパスコンがプラプラしてた。
なんと、ハンダ付けされてない!
しかもOPTの端子を見てみたら、16Ωだった。
カソード抵抗は10Wが二本使われてた。
容量は充分だ。
鳴らしているのだが、これがまた良い。
しっかりカチッと鳴る。
低域も弾力があり下まで伸びる。
これを聴くと、メインのmonoアンプはやっぱカタワな気がする。
沼に嵌ってた。
しかしstereoの方はこんなに良く鳴ったっけ?
今までより良く鳴っていると思う。
配線材も確かサーマックスって言ったか、これがクリーミーだと思ってたがあまり感じない。
少し冷静になってmonoタイプとの違いを考えた。
stereoはただ鳴ってる。少し聴いてると飽きる。
monoは官能が有る。いつまでも聴いていたい。
多分これだ。
ずっとチューニングしてきたことが報われた気がした。
20241021
計画なのだが、サブウーファーを鳴らしたいと思う。
そのためにEL34PPstereoパワーアンプを改造する。
まず、入力にIPTを付けたい。
いまは100kの可変抵抗が付いてるが、これを外してIPTを付ける。
もしくはIPTで位相反転をして真空管で電圧増幅。出力段はULのまま。
このアンプは若干焦げ臭いので出力段のカソード抵抗を何とかする。
本来は三結でNFBが掛かってたのだがULにした時NFBは外してしまった。
折角だから五極管結合にしてみるか?やったことないし。
EL34はやっぱり五結で使うのが筋じゃないのか?
このアンプの音が良いのは一種の差動になるミューラード型だからと思うのだが、上下非対称の回路があまり好きではない。
IPTと差動増幅の電圧増幅にEL34のUL・・・。
この辺で行けないかなぁ。
20241020
今の設定で三日になる。
多分大丈夫だ。
いまの私の音。
LPでの音だが音場に前後感が出る。
CDと比べて響きは過多かも?と思うが、これくらいが私には心地よい。
音像はあやふやだしずいぶん引っ込んだ。
今の響きのためにこうなったと思う。
低域はずいぶんと寂しいがパワーの初段のRgを下げたら出るのではないか?
今はこのままでいいと思う。
音が決まると違うスピーカーを鳴らしたくなるのだが、ここは堪える。
もう少し様子を見ないと。
と思いながら電圧増幅のアンプを鳴らしてみよう。
さぞかし差が出るかと思いきや、なかなかいい音を出すではないか。
安定感がある。安心して聴ける。
音が弾力的で低音もしっかり出る。
ただやっぱり全体の抜けが悪い。
高域もパサパサ。
この辺は部品の音が出てると思うのだが。
これを聴くとトランスで随分エネルギーを持ってかれたと思うのだ。
でもあの音を手に入れるためには仕方ない。
こちらは基準機。
メインのシステムは私専用。
参考に今鳴らしてるアンプは
プリが12AX7一段増幅+12AU7カソホロ。NFBあり。
パワーはミューラード型位相反転(12AX7+12AU7)+EL34PPUL。
実はこのアンプを鳴らしたのはそろそろサブウーファーに取り掛かろうと思っている。
20241020
昨日から鳴らしているが、良いと思う。
キツさは正直ほんの少し残ってる気もするがこれはスピーカーのDS‐3000の音かと思う。
多分国産スピーカーを卑下する人はこの音が嫌いなんだと思う。
しかし私はこの音が本物の音と思う。
ハーベスのスピーカーのような心地よい音は「作っている」のだと思う。
いや、負け惜しみなのだが。
言い訳をすると、こちらの音はエネルギー感がある、突き刺さる。
あちらは丸まっている。
もちろんDS‐3000からハーベスのような音が出ればうれしい。
その代わり、と言っちゃなんだが、響きが良くなった。
まだほんの一部しか聴いてないが、声と響きが分離して壁に反射してこちらに来る感じがした。
一瞬タノンイの響きを思い出したが、あちらはさらっとしているように思う。
こちらは幾分hotな感じがした。
いやぁ、来たと思ったね。
ただし、と条件が付く。
これらは音量を上げたときに出る。
小音量ではゴチャッとしてる。
これはパワーの初段が12AX7では出なかったな。
プリのIPTの抵抗を片巻線10kに20kをパラってたが、試しに20kを15kにしてみた。
IPTの二次側が9.2kだったが8.6kになった。
こちらの方が良さそうだ。
キツい音が出て無くしきれないと思った時は折れそうになったが何とか行けそうだ。
20241019
前回プリのIPT二次側の抵抗値を5k+5kにした。
この時の音は普通の、ツマラナイ音なんて言ったが音量を上げてみたら良かった。
前に聴いた奥行きが感じられた。
肝心のキツい感じはほんのちょっと有るかな?
今はIPT二次側の抵抗は可変抵抗も使っているが、これを固定抵抗にしてみた。
20kの手持ちに4個有るのはアムトランスのAMRG。これをパラった。
・・・来たかな。
なんかエコー感が良いかも。
一安心。
キツい音が出てた頃は
真空管ソケットの不良
電源のサーキットブレーカーの接点不良
時定数による発振
ハンダ付け不良
真空管、オイルコンデンサーの不良
レコード針の摩耗
考えるとめまいがした。
けど良かった。
油断は禁物、もう少し慣らしていこう。
20241018
さて困った。
プリのIPT二次側抵抗は10k+10kとしている。
これを下げてみよう。
さっきまで付けてた可変抵抗をそのままつける。
確か抵抗値は7k位だったかな。
これがなんと、当たったようだ。
キツい感じが無い。その代わり広がりも無くなった。
10kと7kの合成抵抗は4,117Ω。
これに30kのATTが付くのでIPT二次側は6.5k位になるハズ。
二次側は6.5位になるな。
おっとずいぶん低いな。
可変抵抗を7kから30kに上げてみたが、ほんの少しキツい感じが残る。
では可変抵抗器を30kから20kに下げてみた。
これで二次側は10kちょっとになる。
20kのトランスに10kはちょっと低い気もするが、聴いてみよう。
惜しい。
まあ、いいところかもしれないがたまにピリッとするときが有る。
もうこれ以上は下げれないな。
そして音なんだが、大人しくなってしまった。
まえの広がりがある感じはそのために犠牲になったものが有った、のか?
でも変ではない、いたってまとも。
これをつまんないと取るか。
ああ今思うとキツい音はハイ上りだったのかな。
F特測ってないから解んないんだけど。
20241017
CDを掛けたらレコードより良かった。
これはプリのIPTの600‐20kZがLL1689と合わないのではないか。
ここはタムラのA‐8713が良い。
なのでA‐8713をパワーから外して、そこにはPMF5P‐10k600CTを取付ける。
初段12AX7のグリッド抵抗はIPT二次側10kの半分の4.7kで二巻線に各々取付けとする。
この辺の数字は定格で一先ず行く。
(OPT)低域よりの高域無しを、(IPT)低域無しの高域強でバランス取ってないか不安になるからだ。
フォノイコ受けのIPTに使ったA‐8713は二次側抵抗10k+10kとしている。
これで一先ず鳴らしたが、キツさは無くならなかった。
・
・
・
もうこうなったらパワーの初段を変えよう。
12AU7では音量が小さいからY7にする。
Rkは2.2kで1.5mAほど流す。
プレート抵抗は100kΩ。
下画像真ん中の白い抵抗。
これでどうだ。
最初は良かったが、段々キツさが出てくる。
それでもX7程ではない。
其れよりも音だ。
クリアになった。
少し安っぽいかも。多分KT88ってこんな音・・・
12AX7は6CA7のようにほの暗い感じが有った。
前はこの音が気に入らなかったが、今は受け入れられる。
20241016
中音がキツくなりビビる件、いろいろやってみた。
電源のドロップ抵抗を100Ωから200Ωにした。これで出力管EL34のプレート損失を22Wから21Wに下げた。
出力管を未使用品に換えてみた。
プリのフォノ受けのトランスの二次側抵抗を7kから6kに下げてみた。
いずれもキツい音は取れなかった。
そしてどんなもんかとCDに噛ませたザイカのライントランスを外してみた。
あれ?これがキツさはない。いや有ることは有るのだが、前とは比べ物にならない。
もしかして、プリの出力端子(RCAジャック)が緩んでる?
違う端子を使ってみたら何となく良くなった。
高解像度を狙って配線材は高純度、配線もなるべく使わずパーツの足で済ます。
これによってある世界が開けると思う。
音楽の情報量の増加。
メインの音楽を聴かせる部分は大事だが、付帯の情報:指揮者の足踏み、グラスの当たる音、会話、電車の音・・・
こういう音が拾えるようになるとまた音楽の鳴り方が変わる・・・豊かになると思う。
演奏者のテクニック、作曲家の思いなどが鳴ると至高の喜びになるのではないか。
阿保なことを書いてしまった。
今の音を聴くと抜けの悪い音は聴く気になれなくなってしまう。
その代わり機器のアラは出してしまうのでツボにはまる。
けどやめられない。
などと考えながらRCAプラグを抜き差しする。
20241014
東栄変成器の600‐10kZはがっかりだった。
いや製品に問題がある訳でなく、良いと思った設定が良くなかったからだ。
直流を流さないトランスとしてはむしろいいと思う。
変な色付けが無い。素直な音。
何でダメだったのか?
A‐8713は600:20k・・・
そうか、20kだったか.
それにしても20kで10kとそん色ない音の抜け。
やっぱいいトランスなんだな。
20kならばあるじゃないか。
東栄変成器の600‐20kZ。
早速繋いでみた。二次側抵抗は10kの時の倍の7k+7k。
これが一発目から良い音だ。
抜けは良くないが、音が立っているからか不満はない。
なんといっても音色が良い。
本物に近いかというとそうでもない。
オイルコンデンサーのような官能が無く厳しい感じかな。
嫌いじゃない、っていうかここまでやってきたから「良い音」と自分に言い聞かせている?
ま、こういう音はしばらく聴いて良いかダメか自ずと判断してしまう。
20241011
プリに600:10kのIPTを付けてLPを掛けていた。
結構良いところまで来たかな?というところでCDを掛けてみた。
こちらの方が音量が大きく迫力がある。
あれ?ドツボに嵌ってたかな?
音量が小さいのはIPTトランスが10kだったからだ。
タムラのA‐8713は20kだったからCDより音が大きかったんだ。
今思うと低音はなんか出てるけど最低限、って感じだったしこちらに飛んでくる音も段々大人しくなってたような気がする。
10kの割には抜けも良くない気がしたが、二次側抵抗は可変抵抗だし。
それでも20kのA‐8713の方が良かったのはやはり実力が有ったのかな。
ああ、なんという。
やり直し。
20241010
もうここまで来たら試さずにいられない。
IPT二次側の抵抗を5kから3.5kにしてみた。
さらに良くなった。多分。
エコーだけ聴いてたのが実体感も出るようになった。
音色が分かるようになった。
ような気がする。
エネルギーもさらに出てきた。
多分こちらが良い。
いまIPTの二次側はセンターをグランドに落とさず3.5k+3.5kだから7kになる。
これに30kのATTを繋いでいるので合成抵抗は5.7kほど・・・おっと低いな。
この下を試そうと思ったけど、やめておこう。
20241010
プリのIPTに東栄変成器の600‐10kZを使い二次側抵抗は8.5k+8.5kとした。
特に問題なかったが、10kのトランスなので負荷が軽すぎかと思い5k+5kとした。
これが、来た。
パーというか、さーっと音が伸びてくる。
広がりは広大な感じはしないが充分だ。
中音にほんのちょっと荒れた感じがあるが、ワニ口で留めてるからかアンプが温まってないからかと思う。
で、本当は脱力するような、中音のほっこり感を求めたいのだが逆に厳しい感じになっている。
トランスを使うと音色をのせるのだと思っていたが、個性がだんだんそがれていく感じ。
実体感が乏しくなんか幻想的な感じ。
夢見てるよう。
音量が上がったような、エネルギー感が増したような感じがするのは5kにして。マッチングが近付いたのかな?
もうこれで充分かとも思うが5k+5k以下でも使ってみたいな。
でも最近はパーツ交換(調整)が億劫になった。
行くとこまで行った満足からかな?
20241009