初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

ETFの空売り残高をみる

2009-07-08 09:27:20 | 株・いろいろ
 先週末、日興コーディアル証券で一人の個人投資家が日経平均のETFを8億円空売りしたと書きましたが、

 昨日、取引所から発表になった日経平均株価のETFの信用取引残高はこんなふうになっています。

 東証上場分:

① iシェア日経  売残  4130株(口)  買残  1850株(口)
② 日興日経平均 売残 699920     買残 169120

 大証上場分:

③ 大和日経平均 売残 469210     買残  55780
④ 野村日経平均 売残 685437     買残 810676

 ②の日興日経平均には約70万株(口)の売残があり、このうちの約8万株が一人の個人、ということなのでしょう。

 それにしても、大証の大和、野村ともに、

 日経平均の空売り残高は高水準ですね。

 買残に対して売残の数が多いと、逆日歩(品貸料)がつくことが多くなりますが、

 日興の分も連日逆日歩がついています。

景気動向指数とウオッチャー調査

2009-07-07 09:39:23 | 株・いろいろ
 昨日は景気動向指数が発表になり、

 明日は景気ウオッチャー調査が発表になります。

 どちらも内閣府の調査によるもので、

 昨日の景気動向指数は5月のもの、明日の景気ウオッチャー調査は6月のものです。

 勿論内容は違いまして、

 景気動向指数は「生産、販売、雇用などの統計」をもとに、景気の転換局面をとらえるための指標です。

 景気ウオッチャー調査は、時折このブログでも書いていますが、

 街角の景況を調べるためのものでしたね。

 景気ウオッチャー調査の特徴は、

 “生の声”が発表されることと、“速報性に優れる”ことです。

 明日の発表です。

地方も景気は下げ止まったか?

2009-07-06 09:23:18 | 株・いろいろ
 今日、日銀の地域経済報告があります。

 日銀は年に4回、支店長会議を開きます。

 そして、全国を九つの地域に分けて、消費や生産、設備投資動向などの分析をします。

 さらに、いま話題のテーマを「地域の視点」としてまとめます。

 この地域別景気判断が、報告書として発表されるのです。

 北海道から沖縄まで縦に長い日本では、地域間の景気格差が広がるのですが、

 それだけに、日銀としては

 金融政策の判断をするのに重要なことなのですね。

 どのような報告となるか、注目しましょう。

可愛いネジバナ

2009-07-05 10:08:43 | 趣味
 どこから来たのでしょうか、わが家の庭にポツンとネジバナが。

 背丈はせいぜい10数センチ。

 まだ若い?のでしょうか、根ぎわにでる葉も未だ見えませんし、

 上のほうは花が開いていません。

 可愛い、淡紅色の小花をたくさん穂状につけ、

 花序がらせん状に巻いているところが可愛いですね。

 このらせん状は、花によって右巻きも左巻きもあるそうですから面白い。

 多年草だというのですから、そっとしておいてやれば、

 来年も楽しめるのでしょうね。

一人で8億円のETFを空売り!?

2009-07-04 09:20:34 | 株・いろいろ
 1日のブログで、“平均的でない個人投資家の動き”について書きましたが、

 日興コーディアル証券で、一人の個人投資家が、

 日経平均株価連動のETFを8億円空売り(信用取引の売り)した由ですね。

 なにを考えて?については、二つの推測がなされています。

 ひとつは、

 多くの種類の現物株を保有しているので、相場の下げをヘッジするため。

 もうひとつは、

 東証株価指数に対して日経平均株価のほうが高くなりすぎている?ので、近い将来二つの指標が接近するのではないか。(NT倍率のこと)

 そこで、東証株価指数のETFを買って日経平均株価のETFを売ったもの。

 というのです。

 まさか、
 
 数量を間違えて8億円も売ってしまったのじゃないでしょうから。(笑)

アメリカ雇用統計にガーン!?

2009-07-03 09:08:57 | 株・いろいろ
 今週月曜日のこのブログに、重要経済統計として「米6月の雇用統計」をあげました。

 数字は悪かったですね。

 非農業部門雇用者数は46万7千人の減、

 失業率は1983年に並ぶ9.5%、でした。

 ニューヨーク株式のダウ平均は223ドルの急落となりました。

 経済指標の発表で、特に気をつけなければいけないのは(特にアメリカの場合はなおさらですが)、

 「市場予想との乖離」です。

 今回の場合は、雇用者数の減少を市場では36万人程度と予想していたのですね。

 それとの乖離が大きすぎたので株価大幅反落を招いたのです。

 重要指標発表があるときは、「予想は?」もあわせて気にしてください。

 今日3日は、アメリカの株式市場は休場です。(4日の独立記念日の振替えです。)

 週末に、急落数字を見せつけて休むなんて、いやですね。

 

今日は“半夏生(はんげしょう)”

2009-07-02 09:17:24 | 趣味
 夏至から11日目の今日は「半夏生(はんげしょう)」で、

 “梅雨が明け田植えの終期”(広辞苑)だそうです。
 
 「半夏生」にかかわることを倉嶋厚著「日和見の辞典」から拾ってみますと:

 半夏と呼ばれる植物(カラスビシャク)の生える候の意味で、昔から稲作の農耕スケジュールの重要な目安となってきた。

「半夏半農」→ このころまでに田植えが済んでいなければ半作になってしまう。

「半夏半ならし」→ このころ田の草取りが半分すんでいれば作業は順調。

「半夏のはげ上がり」→ 一雨降って急に照り始める。

「半夏水(はんげみず)」→ このころの大雨による洪水。

 最近、地域によって大雨が降っていますが、半夏水でしょうか。気をつけなければいけませんね。

 また、大阪方面ではこのシーズンにタコを食べる習慣(半夏蛸)があり、

 稲の根が蛸の足のように大地に張るのを願ったものだそうです。

 今朝、スーパーの新聞折込ちらしを何気なく見ていましたら、

 蛸の売り出しをしていました。

 さすがですね。

 
 


一部の個人投資家が活発

2009-07-01 09:44:36 | 株・いろいろ
 最近の株式相場は個人投資家が・・・云々

 という場合の個人投資家について、気をつけなければいけないのは、

 必ずしも“平均的な個人投資家ではない”ことが多いということです。

 どちらかというと、デイトレーダーのように、活発に?売買する投資家の動向を指しています。

 最近は、その“一部の個人投資家”の動きが活発です。

 特徴は:

①主として中低位株の売買をする。

②信用取引を利用して、大量?の株を売買する。

③逆張りよりも順張り投資が多い。

④売買回転が早い。

 という傾向が強く感じられます。

 そんな動きを反映して、信用取引の買残が急膨張しており、

 3月27日に、8987億円だった買残が、

 先週末(6月26日)には、1兆5096億円に増加しています。

 もういちど言います。

 個人投資家といっても、“平均的ではない”のですよ。