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豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

信用取引が規制に

2005-12-27 09:13:17 | 株・いろいろ
 東京証券取引所では、信用取引の過度の利用と過熱防止のため、規制に動くようです。

 現在は「最低委託保証金率が30%、有価証券の代用掛目が80%」となっていますが、これを「保証金率の引上げ、掛目の引下げ」方向に検討、来年早々から実施する由の報道です。

 例えば、1000万円の株を信用取引で買う(売る)場合に、株券を担保とするときは、時価(1000×30%÷0.8=)375万円の株券を差入れればいいのですが:

1.担保率40%で掛目70%となると、1000×0.4÷0.7で572万円の  担保株が必要ですし、
2.担保率50%で掛目70%では、715万円となります。

 16年ぶりの「規制」となりますが、規制されるとどうなるのでしょうか。

 相場の元気がいいときは、「第1回目の規制は買い」とか言って影響を受けないこともありますが、そうなると第2弾の規制を引き起こしてしまいます。

 過去の例では、1回目、2回目の回数ではなく、“規制→沈静化”となります。

 年末はあと数日の立会いです。そのつもりで対処してください。


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