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豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

財務諸表を学ぶ(20)損益計算書から4

2013-06-01 12:59:17 | 株・いろいろ
 株式投資家にとって、当期利益は最大の関心事?

 それは、企業の配当の安定性、配当余力がいちばん注目されるからです。

 配当余力を見るのには、「配当性向」を調べる必要があります。

 ある企業の発行済み株式数が2億株とします。

 その企業が1株10円の配当を行うとすると、所要配当額は20億円ですね。

 そして、20億円の配当金を支払うためには、

 いくらの利益を上げればいいか、ということになります。

 逆の見方をすれば、上げた利益の何%が配当金として流出してもいいか、ということです。

 (当期支払配当金 ÷ 当期利益)× 100 = ?%

 この?%のことを配当性向というのです。

 配当性向は業種によってもかなりの違いがありますが、

 50%以下であること、いや、

 「配当金は多く、配当性向は低く」あるべきなのです。