初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

最初の株式取引所

2008-12-22 09:50:01 | 株・いろいろ
 古い書物を引っ張り出して、“証券市場の来し方”を眺めるのもなかなか面白いおのです。

 日本で最初の株式取引所は:

 明治11年6月1日に開所した「東京株式取引所」です。

 資本金20万円の株式会社でした。

 トップは社長とはいわず、“頭取”で小松彰氏の由。

 ここからが面白い。(前にも書いたかもしれませんが)

 役員は4人ですが、役員とはいわず“肝煎”(きもいり)と言ったのですね。

 因みに辞書で“肝煎”見ると:

 広辞苑→①世話をすること。周旋すること。特に、奉公人・遊女などを周旋すること。また、その人。とりもち。

 広辞林→肝{煎る}①いらいらする。焦慮する。②ほねをおって取り持つ。世話をやく。周旋する。

 となっています。

 要するに、ほねをおって世話を焼く人なんですね。

 取締役とか理事より、肝煎のほうがよさそうですね。(笑)