初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

株格言・本降りに・・

2005-07-18 11:40:25 | 株・いろいろ
 株の手仕舞う(買っているものを売る、売っているものを買い戻す)タイミングは大変に難しいものです。

 こんな格言が1938(昭和13)年刊「相場の金言」という本に載っているそうです。
 「本降りになって出て行く雨宿り」

 夏は俄か雨のよくある季節です。いまや、軒先のある家や、そんな通りは少なくなりましたが、「おや、雨だ。ちょっと雨宿りをしていこう。」と、他所のお宅の軒下を借りる光景が目に浮かぶような句ですね。

 ところが止む気配がないどころか、本降りになってきた。こりゃいかん、というわけで頭に手拭い?なぞ被り走って行くさま。

 上がると思った株、ある材料?で下げ始めた。一時的と思っていたが、さらに下げ足が激しくなり、こりゃいかん、と慌てて投げる(売る)。こんな喩えにつかわれたものでしょう。「一時的な動きか、本格的な波動か、見極めなさいよ。」ということでしょうね。

 調べてみましたら、もともとは明和時代の俳風柳多留に収録されている古川柳です。だれかが、その本を見て株の格言に使えるぞ、と取り上げたのでしょうね。

投資信託(2)投信ってどこで買うの?仕組み

2005-07-18 11:10:32 | 株・いろいろ
 いま全国の取引所に上場している株式より、投資信託のほうが数が多いということご存知でしょうか。しかも厄介なことに、株式はどこの証券会社でも買うことができますが、投資信託は取扱う金融機関・証券会社が決まっているのです。

 銀行等金融機関でも投資信託が買えるようになったのは1998年12月からですが、いまや販売残高は証券会社より多くなっています。

 ただ、A銀行で買える投資信託とB銀行で買える投資信託とでは異なることがほとんどです。それぞれの銀行がどこの投資信託会社と契約しているかによるのですね。

 自分は毎月分配金のでるのが欲しい、自分はインド株投信が買いたいと思っても、まず、取扱っている金融機関・証券会社探しからはじめなければならないのです。

 まず、投資信託とはどんな仕組みになっているのかを知る必要があります。投資家のお金は以下のように流れて信託銀行に保管されます。
 投資家→販売会社(A銀行・B証券会社)→C投資信託会社→D信託銀行

 逆にみると、C投資信託会社の運用する投資信託をA銀行・B証券会社が取扱っているのです。したがって、自分の欲しい投資信託はどこの投資信託会社が運用しているか、どこの販売会社が扱っているかを調べるわけですね。