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豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

バブル後最高水準!

2005-07-09 10:15:27 | 株・いろいろ
 最近株式市場で、バブル後最高とか、バブル以来の水準とかの数字がでています。

 そのひとつが、個人投資家の売買高(金額)シェアが半期ベースで1988年1~6月期以来17年ぶりの水準になったということです。今の日経平均株価は11600円台で、そのころの27500円位の半分以下ですが、売買シェアは肩を並べたわけです。

 これは、長引く低金利に加え、ペイオフが全面解禁になったことで個人の株式志向が高まったからであるとみられているようですが、そうであるとすれば、個人金融資産の現状(1400兆円超、預貯金が半分以上)からすれば、まだ序の口といえましょうか。

 もうひとつは、信用取引の売残が7月1日現在1兆4011億円で、バブル期の1989年4月21日時点の1兆4123億円以来の水準になったことです。その日の日経平均株価は33029円で、現在のほぼ3倍でした。

 売残が多いということは、「(目先)相場の先行きが安いと見ている人が多い」のでしょうか。売っている人の意図はなにか、個別銘柄の売残に偏りがないか、など確認すべことは多々あり、短絡的には考えないほうがいいのは確かです。