初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

株格言・本降りに・・

2005-07-18 11:40:25 | 株・いろいろ
 株の手仕舞う(買っているものを売る、売っているものを買い戻す)タイミングは大変に難しいものです。

 こんな格言が1938(昭和13)年刊「相場の金言」という本に載っているそうです。
 「本降りになって出て行く雨宿り」

 夏は俄か雨のよくある季節です。いまや、軒先のある家や、そんな通りは少なくなりましたが、「おや、雨だ。ちょっと雨宿りをしていこう。」と、他所のお宅の軒下を借りる光景が目に浮かぶような句ですね。

 ところが止む気配がないどころか、本降りになってきた。こりゃいかん、というわけで頭に手拭い?なぞ被り走って行くさま。

 上がると思った株、ある材料?で下げ始めた。一時的と思っていたが、さらに下げ足が激しくなり、こりゃいかん、と慌てて投げる(売る)。こんな喩えにつかわれたものでしょう。「一時的な動きか、本格的な波動か、見極めなさいよ。」ということでしょうね。

 調べてみましたら、もともとは明和時代の俳風柳多留に収録されている古川柳です。だれかが、その本を見て株の格言に使えるぞ、と取り上げたのでしょうね。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
雨宿り (azuki)
2005-07-18 15:30:31
絶妙な例えですね。確かに、降りがおさまるまで雨宿り、と思ったらもっと激しくなってきて、「もうやまないぞ・・」となることありますね。

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Unknown (shuseihiro)
2005-07-18 16:44:25
azuki
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川柳と格言 (shuseihiro)
2005-07-18 16:48:56
azukiさん

俳風柳多留を見ていると、株の格言になりそうなものがいろいろあります。
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