浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

汁を軽んじちゃあかんよ

2012-03-27 22:01:39 | 食べ物
相変わらずの麺食いで麺食べてます。

「何故人はこれほどまでに麺にひきつけられるのか」、という話はどうでもいいんだけど、最近よく食べてる麺はつけ麺なんです。


浅草坦坦亭の坦坦つけ麺。


大阪福島駅近くのラーメン人生JETのつけ麺。(しかし「ラーメン人生」なんて言われるとびっくりしちゃうね)

つけ麺が好きか、と言われると「いや、ラーメンのほうが好きです」と答えると思うんだけど最近食べているのはだいたいつけ麺。なんで?

たぶんそもそもつけ麺屋が増えた、ということもあるよね。この傾向はいつ頃からなんだろう。ふと街を歩けば「ラーメン」と出している店と同じくらい「つけ麺」と出している店がある。もちろんラーメン屋でもつけ麺を出している。

昔は「つけ麺?ぬるくなるからやだよ」と思っていたんだけど、最近はまぁ寛容になってきている。

その上で、「どうにかして欲しいなぁ」と思うのは「割スープ」について。

皆さんご存知だと思うけど、つけ麺を食べ終えると大体残った汁にスープを入れてくれる。

2パターンあって、「テーブルの上にポットでスープが入っていて勝手に自分で注ぐ」のと「汁を店員さんに渡すとスープを入れて返してくれる」の。

個人的には自分で調整できる前者がいいんだけど、まぁ後者でも文句は無い。

とにかく「どうにかしてくれ」と思っているのは割スープの味。

だいたいなんだか風味も何もない、お湯に粉節とかしただけの味気ないものが多い。

こんなのさー、スープと言えないですよ。

下手するとつけ汁自体が甘くてすっぱくてよく分からなくて、そこに風味の無いスープ入れるものだから何がなにやら。

なんていうか、自分の店で検討した、というよりも「つけ麺ってこんなもんでしょ?」と思っているんじゃないの?と思ってしまう。

「麺が太くて固ゆでであればいいんでしょ、汁は粉節たっぷりで甘くてすっぱければいいんでしょ、スープはこんなものでいいんでしょ、これがつけ麺なんでしょ。」

そんなスタンスでいいのか、いやヨクナイ。

チャーシューがあぶってあるだメンマが他より太いだ、ネギが九条ネギだ、そんな細かいところでオリジナリティ見せても仕方が無いじゃないか。お前の本気のつけ麺放り込んで来いよ。

まぁそんなに熱くなることでも無いんだけど。

ぜひとも割りスープは割りスープだけでも美味しい、という状態にして欲しいものです。

この話題になると結局最後、浅草製麺所ってつけ麺屋の割りスープに行き着く。

ここの割りスープは白湯スープみたいな感じで甘味も旨味もあって美味しいよ。しかもそば湯みたいな入れ物にたっぷり来る。

こうでなくちゃいけませんね。