浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

こういうの観たくて僕はまたDVDプレイヤーにDVDを載せる、ほんとうに

2010-10-28 00:04:03 | DVD、映画
ネットで借りて~自宅に届き~ポストに返却♪っていうサービスを使ってます。

ネットで適当にDVD予約しとくと順にDVD2枚ずつ送られてくる。これで月4枚まで借りられて月額980円。ま、いいとこだと思ってます、このくらいの枚数がね。

そんな感じで予約してるもんだからたまに「あれ?俺、こんなん予約したっけ?」という感じで思いもよらないものが届いたりしてそれはそれで楽しいよ。

そんなDVDの中には「めちゃくちゃいい映画じゃないか!!」と発見するものもある。

こないだ観たのは「愛しのローズマリー」

ボビー・ファレリー,ピーター・ファレリー
20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
発売日:2004-04-02


主人公は父親から「女は見た目だ」と教わったのでとにかく見た目がいい女性にしか興味がない男性。でもあるときひょんなことから催眠術をかけられて「その人の内面」しか観られなくなる。

そこで出会ったのがローズマリー。彼の目には絶世の美女として写ってるけど実は、、、という話。上のDVDのジャケットでローズマリーの影を見ればまぁネタは分かるでしょうね。

この監督は「メリーに首ったけ」ってヤツの監督でもあってそれはコメディなんだけど今イチだったんだよね。だからあんまり期待しないで適当なロマンティックコメディでしょ、と思って観てたんだけど、、素晴らしいのよ!!

良くできてるわ~。

まずね、ローズマリー役のグウィネス・パルトロウが美しい美しい。ほんと「は~」と見とれちゃうくらいに綺麗なのよね。「セブン」の時は「なんかすすけた人だなぁ」と思ってたけど(まぁあれは映画自体がすすけた感じだったから)真っ当に観たらこんな綺麗なのね。遠くからこの人が歩いてくるシーンなんてそこだけキラーンと輝いているように見えるくらい。
僕は現実では麺喰いではあるけど面食いではないと思ってるんだけど、綺麗な女優さんってのはそれだけで映画の画面が持つね~。この映画の頃は20代後半かな?もう髪の毛から何から何までキラキラと輝いてる感じ。そして自分の容姿を気にして臆病になってる演技が本当に似合う。



男のほうはジャック・ブラック。この人「ホリディ」でも見かけで女性を判断する役やってたよね。ちなみにこの人、僕が似てると言われるハリウッド俳優第一位です。二位はアレック・ボールドウィン(最近のね)、三位はパチャンガ。

ローズマリーの父親が「我が娘ながらローズマリーは決して美しくない」って言った時の主人公の台詞(この時、主人公は催眠術にかかってるわけで)は非常にいい。こういう「道化役が真っ当なことを言ってどっちが間違ってるのかどっちが正しいのかよく分からなくなる」っていうシーンがある映画はいい映画だよね。観客としての常識がぐらっと揺さぶられる感覚があるもん。

そしてこの映画を一段深いものにしているのはなんと言っても病院のシーン。

催眠術が解けた後の主人公が病院に彼女を訪ねる。。。

もうここで僕は涙ダダ流し。

本当にね、こういうシーン観るために映画観てるんですよ。

単なる恋愛ものでもない、単なるコメディでも無い、と言って説教臭さもない。素晴らしいね。

結構古い映画だけど当時はヒットしたはずなんでDVDはレンタル屋にあると思う。「あと一本借りたら安いな~」なんて時にぱっと借りてみるには最適だと思いますよ。
コメント
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