浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

昭和85年度の大阪の情景

2010-03-07 00:06:33 | 食べ物
今日のテーマソングです。


いやー、人生は楽しいなぁ。

って、アホみたいだけど。

もちろん僕だっていい年した人間だから気になることが無いわけでもない、落ち込む事だってある。「あーん、もう無理!もうなんか根室にでも移住してずっと釣りして孤独に年老いていきたい!」って思うことだってある。

それでもねぇ、毎日生きてたら楽しいよ。

今日は本当は観てぶっ飛んだ映画「太陽」の話か、ドッピオさんのコメントから始まった「映画や音楽のタイトルが巧く訳されているのは美しい」という話をしようかと思ったんだけど。

何でか突然大阪にいるので大阪の食べ物話します。(またかい)

昔、札幌で初めて入った会社で昼過ぎに突然社長が「今から東京行ってくる」と言って東京に発って行った。

それ観て僕は「すげーなぁ」と思ったんだよね。

実家が茨城で札幌に住んでたから、同世代の中では僕は飛行機に乗ってたほうだと思うけどそれでもその日にいきなり東京に行くってのは無かった。

そこから約10年経った僕は金曜の18時に突然「今日中に大阪行って」と言われるサラリーマンになりました、っと。

シェイクスピア曰く「人生は動く影である。所詮は、三文役者。いろいろな悲喜劇に出演し、出番が終われば消えるだけ。」

ま、舞台があるだけありがたいと思わないとね。

金曜の最終で大阪に着き、競技場のある長居という駅で降りる。

そういや晩御飯食べてなかったなぁーと思って駅前の串かつ屋に入る。

これが当たり。

お客さんは僕しかいなかったけど、落ち着けるいい店だった。

いやもちろん串かつもいいし、ソースも「これぞ関西!」と思えて美味しいんだけど、店内にかかってる音楽がいいんですわ。

えーっと覚えてる限りでかかってた音楽が、「私はかもめ」(研ナオコ)、「悪女」(中島みゆき)、「百万本のバラ」(加藤登紀子)、「長崎は今日も雨だった」(前川清)、「あの素晴しい愛をもう一度」(ザ・フォーク・クルセダーズ)、「イエスタディ・ワンスモア」(カーペンターズ)、「ルビーの指環」(寺尾聰)、「一人上手」(中島みゆき)、「恋のバカンス」(ザ・ピーナッツ)、「瀬戸の花嫁」(小柳ルミ子)、、ああもうなにこの昭和感!

親父さんは串かつ揚げながらずっと歌ってる。つられて僕も歌う。

歌が終わると「いやー、いい歌だねー親父さん」「いいよねぇ~」、で、次の歌のイントロが始まると「来たコレ!ごめん、僕泣いちゃうよ」「いいよねぇ~」と酔っ払いの二人。

僕がリアルタイムに聴いてた曲ばっかりじゃないけど両親が聴いてたり、中には教科書に載ってた曲もあったりする。

いや、これがまたいい歌ばっかなんだ。

場末っちゃあ失礼だけどいい感じの串かつ屋でビールとともに聴いてたらぐっと来ますわ。

やっぱ昭和いいなぁ。今、時代は昭和ですよ。

つーことで最後はこの曲で。

あの素晴らしい愛をもう一度 フォーククルセイダーズ


あ、やばい本気で泣く。。
コメント (2)
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