浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

美味しいものを考えているんだってば

2007-10-30 00:07:04 | 食べ物
前に読んだ「愛が無くても食っていけます」という漫画にこういうシーンがあった。この漫画はコミックエッセイみたいなもんでほぼ実話なんだけど、主人公(30代女性)はいろいろは美味しいお店を知っている。

友人に「なんでそんなに美味しいお店知ってるの?」と聞かれ、
「あのね、私は寝ているときと仕事しているとき以外、食べ物のことを考えているのね。場合によっては寝てるときも仕事してるときも考えてるの」

なるほど。そりゃそーだ。

僕もおんなじようなもんではある。

最近はなんたって自炊が楽しい。早く帰ることが出来る日なんてのは「京菜に作ろうかなー」とずっと考えている。特にレシピの手順とかね。

僕の家はカセットコンロ一台しかないので、こちらでこれを焼く間にこっちでこれを煮て…、なんてことが出来ない。手順を再確認しないと、「あ!炙ったこれを汁に速攻で入れたいのに汁が沸いてない!」とか偉いことになるんですよ。

特に最近はご飯も土鍋で炊くのでそれだけでコンロは一時占領されてしまう。

だから帰宅してシャワー浴びながら「まずはカキをワインで蒸して…その間にほうれん草を洗って…切って…」なんて確認をしている。

こないだはスーパーに行ったらまず牛小間がすごく安かった。本当は豚バラを食べたかったんだけど豚バラより牛のほうが安いんだよ。驚いたね。

それと明太子もタイムサービスで安かった。ばらしてあるやつね。
よくさ、「わけあり品」とか言って破れた明太子の詰め合わせとかがめちゃくちゃ安く通販してたりするじゃん。
そんなのぜんぜんもーまんたいだよね。だって別に一腹なんて食べたくないもん。

その日は牛肉を焼いて、それとたらこでご飯。

次の日は青梗菜を買いに行ったついでにシラスが半額なんでゲット。大根も買ってきて牛肉と青梗菜のオイスターソース炒め、シラスおろし、明太子でご飯。

いやもうきっちりと定食ですな。一汁三菜。

ご飯を炊くときにちょっと強火の時間が長すぎてこげたニオイがしてた。やばいかな、と思ってたら鍋の底をこそぐといい感じのせんべいみたいなおこげ。軽く塩をふるといいビールのツマミになる。

好きな人はあつあつのうちにお茶かけてお茶漬けなんかもいいんだろうね。(僕はお茶漬けそんなに好きじゃない)

これだけ食っても明太子があまる。ということで日曜の昼ご飯は明太シラススパゲティ。

これね、めっちゃ美味しいから。紫蘇がほしいな。

日曜の晩御飯はカキが安かったのと青梗菜が一束あまっていたのでカキと青梗菜のクリームシチュー。パセリ(1000円やるから帰れ)もかけてみる。カキにかけるために白ワインを空けてしまったので飲む。なんだかんだで一本あけてしまった。

ガーリックトーストも作ったど。

一回安さにつられて食材を買うとそれを食べるためにまた何か買ってきて、今度はそっちがあまってそれを食べるために、と自炊の無限ループが続く。

今は大根が余ってるんだよな。うーん、やっぱ秋刀魚焼きたいな。

自炊だけじゃなくて外食もたまにする。最近好きなのは平日にぶらりと一人ランチ。ちょっといい店に行く。
こないだは念願のビストロ・モンペリエに行ってきた。
昔、何かの雑誌に載ってて「いきたいな」と思っていたんですよ。でも終わるのが早いし日曜はやってないしで忘れてた。最近になって2回ほど行ったんだけど臨時休業だったり貸切だったりでいけなかった。

今回はきっちり行っといた。マカロニの前菜、かぼちゃのスープ、豚バラの煮込み、デザート、コーヒー、と、赤ワイン(ないしょ)。美味しかったなぁ。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする