浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

好きなのに泣いたのは何故 思い出はいつの日も雨

2007-08-27 22:59:29 | 音楽
暑い暑いと思っていたけどどうにも最近は少しだけ風が涼しくなってきているような気がしますね。こないだ上野を歩いていて当然暑かったんだけど、上野のマルイの上にある気温表示を見たら「37℃」と書いてあって驚いた。いや、暑いけど37℃もあるんだねーと思ったんです。気温は高いんだけど風が吹いていたので体感温度はそうでもなかった。

基本的に夏は好きではない。どさどさ雪が降っても冬のほうがいい。

それでも夏が過ぎ行く季節ってのは少しだけ淋しいね。

付き合ってるときにめちゃくちゃにわがままを言われて振り回されて、ぐったりとして、それでも別れるときに「うーん、ぶーぶー言っていたけど結局、俺はあの子のことが好きだったんだな」と思う感じに似てる。(わからない?わからないならまぁいいや)

こういうときに聴くといいのが当然、サザンですね。ドッピオさんのブログでも書いてあるけど。

サザンの「Young love」というアルバムがあって、それはかなり聞いた。ある夏、とにもかくにもそればっかりかけてた。

あれは多分、ドッピオさんと突撃!マドモアゼル先生んちの晩御飯という企画をやった夏だったと思うんだけど、マドモアゼル先生の黒トゥデイ(車)に三人で乗って、カーステレオでずっとそれをかけてた。旭川のちょい先のマドモアゼル先生の家からぐるっと札幌に向かう間、「恋の歌を歌いましょう」という原由子の曲がかかれば「あ、もう半分かー」と思い、「心を込めて花束を」がかかれば「あ、もう一回りしたね」とか言いながら。

ドッピオさんも言っているんだけどサザンの曲って夏、というイメージがあるけども、アルバム一枚通して聞くと「去ってしまう夏」という何と言うかどうも寂しい気分にもなる。

タイトル曲の「Young love」なんてその際たるもので、これなんて聞くと「ああ、若かったんだなぁ」と色んなことを思い出してしまう。

「Young love」以外にも名曲はあって(名曲だらけなんだけど)いくつか書いておくと、

「メロディ(Melody)」(youtube)



♪君が涙をとめ~ない、Oh my hot blueberry woman don't you go~♪

いいねぇ。アルバム「KAMAKURA」発売の時のCMはモノクロで明石家さんまが口パクをしていて、赤い涙が流れる、というものだったんだけど、これまたかっこよかった。どこかに動画なかったかな、と思ったけどないね。あったら見たいのに。

「この青い空、みどり」



すっごく好きな歌なんだけどアルバムに入ってないんだよね。シングル買ったんだけど当時はまだiPodとかなくて何処にも入れてなかったし、シングル自体も引越しのばたばたでなくしてしまった。

♪New stage for all the people♪

だけで少し泣く。当時、車で営業していて、車に乗り込んでエンジンをかけて窓を全開にして腕をドアに引っ掛けてグッとアクセル踏むときにこの曲がかかったりすると、励まされてるなぁという感じがしたものです。

「BYE BYE MY LOVE」(youtube)



僕の中でサザンベスト5には確実に入るな。いいんだよねー。スピード感もあるし歌詞もいい。

♪我はカーモメ、恋に泣く、Yes you belong to me♪

そうなんだよね、カモメなんですよ我々。

♪言葉と裏腹に 涙がこぼれてーく、声にならぬほど 愛しい Ah!♪

の「ならぬほど」が少し早口になるのと「Ah!」が「イヤゥ!」みたいな感じで絶叫するのがいいね。

♪悲しみの雨が降る この町のどこかで 人々が眠る頃 俺は泣き続ける♪

うーん、寂しい。

「思い過ごしも恋のうち」



なんたって僕のテーマソングです。オープニングテーマかエンディングテーマかはよくわかんないんだけど。曲調もサザンっぽくてめちゃくちゃいいし、歌詞も大好き。多分、カラオケ行ったら歌詞を見ないでも歌えるんじゃないかと思う。

♪た~ま~に、会ってるぅようじゃ お互いの~こと わかりはしないだろう 信じられないね
惚れて名を呼び 思いをはせる~ おんな~
なみだぐーみー酔ーいーしっれる気持ち オーイエー♪

うーんいいね。「酔いしれる」じゃなくて「酔ーいーしっれる」ね。

それで次がいいのよ。

♪だーかーら いいったじゃあなーい 心にの~こーる 言葉を
いっわなけれりゃどうにもならないよ♪

いや、いいね!そうなんだよ。あの時、ああ言っとけば、なんてのは後になって考えるものなんだけどさ。

しつこいようだけど「言わなけりゃ」じゃなくて「いっわなけりゃ」ね。

♪いやだ いやだ だめよだめ そげなこと はずかしーげーなーく
どいつもこいつも 話の中身が どうなれこうなれ 気持ちも知れずに

の所の早口になってくのもいい。書いてて思うけどこの部分、本当に意味が空っぽでいいね。

あとの見せ場としては

♪別れ話はMISERY 昔話はHISTORY
次の日も 思い切り しゃぶりつくよに PATIENTLY♪

だよねー。「PATIENTLY」をおもっきり顔ゆがませてる感じでね。

あーもうなんか脳内でがっつり歌ってます。

「せつない胸に風が吹いてた」



いい!文句なくいい!

♪名も無い歌にやわな命を ささげた long long time
憧れは無情な影だと言われ♪

♪愛しい人は 今はどこかで つぶやく my old days♪

と、淋しい感じで来て

♪このむっねーにー 浮かぶストホホォォーレェェィィー(←storyね)♪

というところがもういいね。

「心を込めて花束を」(youtube)



結婚式といえばなんたってこれですな。

♪期待通りの 僕じゃないけど 素晴らしい女性に出会えた
 もしも涙が あふれそうなら ごめんよ 何もいえなくて♪

僕は叶うなら自分の結婚式の最後はこの歌(もちろん自分で歌うんだけど)で〆たいと思ってます。



ちょっとグッと来る系ばっかりだけど夏の終わりにはこういうのが似合いますな。他にも桑田のソロとか(♪政治マーフィアとヤクザぼーんずの脱税や免税に腹が立つ♪)いろいろあるんだけどまた今度。ああ、「PRIDEの唄」だけは書きたかったな。あんな応援されたら俺だってがんばるっつーの。あと桑田の「MUSIC TIGER」も100%意味が空っぽでいいんですよ。

♪濡れたカイコのカイコの 姉ちゃんも兄ちゃんも 繭の子だ
それは迷子の迷子の UちゃんとKちゃんの 桑の木だ♪

ほらね?

やっぱり今度、桑田ソロ名曲集やろっと。
コメント (9)
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