はい、まとめて行きますからね。
結構前にこの人の「フェルマーの最終定理」の本を読んでこちらも読みたいな、とずっと思ってた。古本屋で見つけたのでゲット。人類の歴史と暗号の歴史が如何にシンクロしてきたか。少し言い換えると暗号の歴史ってつまりは戦争の歴史なんだね。戦争中に如何に相手にばれないようにこちらの作戦を部隊に伝えるか、という。
暗号解読に情熱を傾けるのは人間の根本的な情熱として共感できる。つまり「読めない文があったら気になってしまう」ということなんだよ。ヒエログリフを解読したシャンポリオンもたぶん、同じ気持ちだったんだろう。
僕の家には本棚があって、本が入っている。(当然か)たまに掘り返してみては昔読んだ本を読み返す。
最近、読み返して「うん、やっぱりいいな」と思ったのは村上春樹の「国境の南、太陽の西」。「ダンス・ダンス・ダンス」と「ねじまき鳥クロニクル」という村上春樹の長編としてはかなり大きめな長編にはさまれた時期に出版された、あまり目立たない長編ではあるけど、僕はずっとこの小説が好きだった。初めて読んだとき、多分僕は高校生だったと思うけど「うん、いいな」と思った。
どこがいいか、と言われると本当に困ってしまって「うーん、なんかいいんです」としか言えない。他の作品だと「ここがいい」ってことが言えるんだけどね。
たぶん、社会の中でみんなが生きていて、でも本当に生きているのは社会なんだ、というところがいいんじゃないかな。
伊坂幸太郎の『グラスホッパー』、文庫で出てます。(いい装丁だね。単行本の装丁より僕はこっちがいい) この短編、僕は嫌いじゃないけど「ベスト!」ってわけじゃないんだけどな。でもいろいろ見てると「これがベスト!」って言う人も結構いるんだよね。
何回か書いているけどギャンブルってしない。「人生自体がゲームだからねー」と嘯いているわけだけど。
でもギャンブルを扱った本は好き。有名どころは「麻雀放浪記」だろうけどそれはそれで面白いけどどうにも麻雀自体がよくわからんのでね、ワタクシ。
面白いのは何と言っても「カイジ」ですな。特にじゃんけんゲーム編が好きなんだけど何が良いってルールが単純でいい。単純なルールなのに登場人物の性格、戦略でドラマが起こる、ってのがいいよ。
それから「リーマンギャンブラー マウス」。あんまり知っている人いないだろうけど主には地下カジノでサイコロ使ったゲームをする漫画なんだけどね。
ギャンブル漫画、特にオリジナルギャンブルを題材にした漫画には名作が多い。
んで、これも確実にオリジナルギャンブル漫画の名作のひとつ。
カイジのようにオリジナルギャンブル(少数決ゲーム、リストラゲーム…)を戦ってくんだけど、常に新たな戦略、落とし穴、どんでん返しがあって面白い。こういうの考えられる人はすごいよね。新たなゲームを作って、ルールを作って、自らそのルールの間隙を突く、という。
第一巻目はまぁ一対一のゲームなのでそんなに深みがなくいんだけど2巻目から抜群に面白くなります。
サイモン シン, Simon Singh, 青木 薫 / 新潮社(2001/07/31)
Amazonランキング:21465位Amazonおすすめ度:
結構前にこの人の「フェルマーの最終定理」の本を読んでこちらも読みたいな、とずっと思ってた。古本屋で見つけたのでゲット。人類の歴史と暗号の歴史が如何にシンクロしてきたか。少し言い換えると暗号の歴史ってつまりは戦争の歴史なんだね。戦争中に如何に相手にばれないようにこちらの作戦を部隊に伝えるか、という。
暗号解読に情熱を傾けるのは人間の根本的な情熱として共感できる。つまり「読めない文があったら気になってしまう」ということなんだよ。ヒエログリフを解読したシャンポリオンもたぶん、同じ気持ちだったんだろう。
僕の家には本棚があって、本が入っている。(当然か)たまに掘り返してみては昔読んだ本を読み返す。
最近、読み返して「うん、やっぱりいいな」と思ったのは村上春樹の「国境の南、太陽の西」。「ダンス・ダンス・ダンス」と「ねじまき鳥クロニクル」という村上春樹の長編としてはかなり大きめな長編にはさまれた時期に出版された、あまり目立たない長編ではあるけど、僕はずっとこの小説が好きだった。初めて読んだとき、多分僕は高校生だったと思うけど「うん、いいな」と思った。
どこがいいか、と言われると本当に困ってしまって「うーん、なんかいいんです」としか言えない。他の作品だと「ここがいい」ってことが言えるんだけどね。
たぶん、社会の中でみんなが生きていて、でも本当に生きているのは社会なんだ、というところがいいんじゃないかな。
伊坂幸太郎の『グラスホッパー』、文庫で出てます。(いい装丁だね。単行本の装丁より僕はこっちがいい) この短編、僕は嫌いじゃないけど「ベスト!」ってわけじゃないんだけどな。でもいろいろ見てると「これがベスト!」って言う人も結構いるんだよね。
甲斐谷 忍 / 集英社(2005/09/16)
Amazonランキング:位Amazonおすすめ度:
何回か書いているけどギャンブルってしない。「人生自体がゲームだからねー」と嘯いているわけだけど。
でもギャンブルを扱った本は好き。有名どころは「麻雀放浪記」だろうけどそれはそれで面白いけどどうにも麻雀自体がよくわからんのでね、ワタクシ。
面白いのは何と言っても「カイジ」ですな。特にじゃんけんゲーム編が好きなんだけど何が良いってルールが単純でいい。単純なルールなのに登場人物の性格、戦略でドラマが起こる、ってのがいいよ。
それから「リーマンギャンブラー マウス」。あんまり知っている人いないだろうけど主には地下カジノでサイコロ使ったゲームをする漫画なんだけどね。
ギャンブル漫画、特にオリジナルギャンブルを題材にした漫画には名作が多い。
んで、これも確実にオリジナルギャンブル漫画の名作のひとつ。
カイジのようにオリジナルギャンブル(少数決ゲーム、リストラゲーム…)を戦ってくんだけど、常に新たな戦略、落とし穴、どんでん返しがあって面白い。こういうの考えられる人はすごいよね。新たなゲームを作って、ルールを作って、自らそのルールの間隙を突く、という。
第一巻目はまぁ一対一のゲームなのでそんなに深みがなくいんだけど2巻目から抜群に面白くなります。