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クリスマス入りで商い閑散も雇用増期待からNYダウ史上最高値更新、

2014-12-25 11:03:08 | 経済学
原油(WTI)55.84ドルへ下げるもロシアルーブル反発(学校で教えてくれない経済学)


「ドルは24日、6営業日ぶりに下げ、1ドル=120.33~36円で取引された。これは上げスピードが余りにも速や過ぎるとの判断とクリスマス入りで経済のファンダメンタルズ『基礎的条件』に目が向かわなかったからだ。米国景気は確実に回復している。24日発表の新規失業保険申請件数が28万件まで4週連続で減少、米雇用が順調に増加していることを裏付けた」と24日付のブルームバーグ電子版でAndoreaWong記者が書いた。同記事によれば「2014年、ドルは16主要通貨全てに対して上げた。ここへきてのドル上昇は、来年半ば前にも米国が2006年以降初めてとなる利上げに対する準備に入っているためだ。日本円は対ドルで今年12.6%下げた。24日の取引で、ユーロは、1ユーロ=1.2196ドルへ下げた。年初から11.3%下げとなる。主要通貨で今年一番の下げはノルウエー・クローネで18.5% 下げた。原油安による財政悪化懸念が背景だ。一方、ロシアルーブルは、原油急落を受けて、12月16日に、1ドル=80.01ルーブルへ最安値を更新した。格付け会社S&Pはロシア国債に対しジャンク(紙クズ)ランクへ格下げした。しかし、24日、1ドル=53.40ルーブルまで4営業日連続で戻している。」と書いた。

「原油相場は、この半年で40%値下がりした。その要因として米シェールガス・オイルの開発とOPECが減産に合意できないからだという見方もある。しかし、いずれも一面的なとらえ方だ。鉄、金、銀、プラチナ,砂糖、綿花、大豆など石油以外の商品価格も下がっている。デフレが影響しているという見方もある。ところが、商品価格の下落率は物価全般の下げ方を上回っている。下げているのはドル建て商品価格だけなのだ。米FRBは今年10月、量的緩和を終了した。来年中にも短期金利引き上げに踏み切る。FRBがお札を増刷すれば商品市場にお金が流れる。逆に金利が上がると価格は下がる。実質金利が上がるとどうなるか。① 原油や鉱物などは貯蔵に効く。金利が低い内に採掘するから増産につながる、②金利があがると企業も在庫を抱えたがらない、③金利が上がると高リスクの商品取引から資金を引き揚げより安全な国債を買う。④高金利だと自国通貨が高くなるため、自国通貨建て、つまりドル建て価格の商品は値下がりする。このところの為替相場の影響は既に現実化している。」と12月24日発行のニューズウイーク誌日本版にジェフリー・フランケル、ハーバード大学教授が書いていた。24日、NY金はオンス1,173.50ドルへ値下がりした。

24日、NY株式市場では、クリスマスイブで午後1時までの短縮取引、商い閑散の中、NYダウは前日比ほぼ横ばいの6ドル高、終わり値での史上最高値を更新した。25日朝7時放送のNHK/BS「キャッチ!世界の情報」(経済情報)に出演した米国みずほ証券、村上実奈子氏は「クリスマスイブとユダヤ教の祭日とが重なり商い閑散。新規失業保険申請件数が4週連続で減少。WTIは国内在庫増でバレル55.84ドルへ下げた。原油下落もロシアルーブルは値上がりした。ロシアは1998年、原油安からルーブル急落で経済破たんした。当時と比べてどこが違うか。ピークから1300億ドル減ったが外貨を依然4000億ドル保有している。ロシア金融危機はない。」と強気のコメント。しかし、ロシアから目を離せないだろう。(了)

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