灘の酒で乾杯!
江嵜企画代表・Ken
12月17日、灘五郷酒造組合主催、御影地区まちづくり
協議会共催神戸市後援の「神戸灘の酒による乾杯を推進
する条例」施行記念イベントが阪神御影駅北側にある
御影クラッセ1階広場で12月17日、開かれた。
第一部午後4時からは間に合わず、第二部の午後5時
30分からの「試飲会」も、終了1時間前に現場に到着、
辛くも会場の様子を即興でスケッチ出来幸いだった。
こちら神戸も寒波襲来で体感温度は間違いなく零下だった
だろう。小雪散らつくなか日本酒ファンが大勢詰めかけて
いた。会場を訪れる人の大部分は仕事帰りに一杯ひっかける
人と思われる。買い物帰りのご婦人の姿もちらほら見られた
のは心づよかった。女性ファンを増やさないと需要は増えない。
会場受け付けでセット300円で柿の種のつまみ一袋に
3種類の灘の「生一本」が試飲できる。猛烈な寒波襲来で、
さすがに熱燗がよく出ていた。お冷やだったが、福寿の
濁り酒からスタートした。
クラッセの店を背にして、菊正宗、白鶴、桜正宗、沢の鶴、
福寿、剣菱、大関の順でそれぞれ旗をたて,会社から派遣された
のだろう複数の職員が、会社の名前の付いたたすきをかけ、
法被姿で元気な声を上げ、注文の客に応対していた。
神戸市のホームページによれば、平成26年10月27日の市の
本会議で「神戸灘の酒による乾杯を推進する条例」が可決され
11月1日に施行された。今回のイベントは施行を記念して
行われた
神戸市は、日本一の生産量を誇る灘五郷のうち、西郷・御影郷
・魚崎郷を有する日本屈指の酒どころ。「乾杯」という身近な
習慣をきっかけに、広く市民に地元の灘の酒造りの伝統について、
理解を深めていただければありがたいと市のホームページにあった。
市の条例を読むと「ワイン、ビールその他の灘の酒以外の生産も
行われている。他の神戸の酒について配慮するよう努めるもの
とする」と付記されている。いかにもお役所らしいなと思った。
昨日の夜はあまりにも寒かった。特別の客をのぞけば1セット
「試飲」するとそそくさと会場を後にした人が多かったのは惜しかった。
せっかく市の条例もできた。ワインもビール入れる。レディースデーを
作って女性ファンを呼び込み日本酒人気を併せ盛り上げる。経費は
当然かかるが、需要振興のためである。機会あるごとに「試飲会」を
開いて欲しいなと思いながら会場を後にした次第である。(了)