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NYダウ、S&P500は過去最高値更新、ナスダック反落、一方、米国は2023年末まで少なくとも2回利上げとエコノミストは予測とFTが書いた、インフレの影が静かに迫っている(学校で教えてくれない経済学)

2021-07-01 11:14:06 | 経済学
今年上半期最終取引日の30日、NYダウは34,502ドル、210ドル、0.61%高、S&P500,
4,297,0.13%高と揃って過去最高値を更新して取引を終えた。一方、ナスダックは14,503ポイント、0.17%反落した。30日、WSJ紙電子版は「今年前半、ダウは13%、S&P500は14%値上りした。雇用から個人消費、中小企業の経営者の自信回復に至るまでパンデミック以前に回復しつつある。しかし、インフレ懸念を控えており先行きの相場展開には慎重だ」と総括した。30日、フィナンシアルタイムズ(FT)電子版は「多くのエコノミストは米FRBは2023年末までに2回の利上げを予測している。」と伝えた。

恐怖指数VIXは15.83、1.19%減、米10年債利回りは1.468%、1.66%高、NY外為市場で1ドル=111.10円と6月ADP民間雇用数字が69.2万人増加と予想を上回りドルが買われた。1ユーロ=131.75円、1英ポンド=153.66円とほぼ変わらずで取引を終えた。NY原油(WTI)はバレル73.54ドル、北海ブレント、同74.66ドルと堅調を維持した。30日、WSJ紙電子版は「車での人手が2019年を超えた。レンタカー料金が年初2月比40%値上りした。ガソリン店頭価格がガロン3ドルを超え2014年来の高値を更新した」と伝えた。日本の店頭ガソリンも円安を受けて値上りしている。

米国のように車に乗らないとどこにも行けない場所で生活する人間にとってはガソリン代の値上がりは敏感に個人消費に影響する。財布にいくら残っているかで行き帰りの買い物に即影響する。企業でも灯油、ガソリン、プロパンガスの値上がりはコロナ下で売り上げが急減している上に原燃料代の値上りは無視できない。液化天然ガスも値上がりしている。こ
れは電気代値上げに響いてくる。欧米の金融当局が次いつから利上げを開始するか神経質になっているのも原油高、資材高、原料高が静かに忍び寄ってきていいることを敏感に感じ取っているからだろう。インフレの影が静かに迫っているが日本の金融機関はゼロ金利のままである。海に深く沈む生活が常態になっている深海魚と同じである。一気に上がると潜
水病で命を失うからだ。人間一番怖いのは異常であるが異常だと気付かないことだろう。

NY商品先物市場では原油先高感に加えて30日、トウモロコシ、大豆、小麦が値上がりした。干ばつ、豪雨、異常気象が背景にある。7月1日、朝放送のドイツZDFが「カナダで30日,49.5℃を記録、少なくとも130人の死者が出た」と伝えた。米西海岸カリフォルニアで44℃を記録した。」と伝えた。一方、NY金はオンス1,769.10ドルと引き続き冴えない。金の輝きを失ってしまったようだ。ビットコインは3万4,999ドルと2.41%安も比較的安定している。1日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でロシアテレビは「プーチンロシア大統領は国営テレビを通じて恒例の「国民対話」を行った。質問が200万件寄せられコロナ関連の質問が半分以上を占めた。「大統領がワクチンを打った映像を見たことが無い。」との質問に「打ちましたよ。国民は信じてくれている。」と答えた。」と伝えた。(了)

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