ご本人ではありません。当院のお客さんがモデルです
脈診では、腎虚が出ていましたが、スクレラを撮影したら、腎・子宮の辺りで血管が太くなり、炎症反応を示していました。
この方は最近、子宮の細胞検査(生検)をしたとのことでしたので、炎症反応が出ていても不思議ではないのですが、その炎症反応が生検によるものなのか、子宮の異変によるものなのかは判断に迷いました。
ただ、子宮が原因だとすると、普通は仙骨に痛みが出ますので、多分子宮ではないと考えていたのですが、鍼灸師が「子宮が原因ではない!」なんて診断をすると、後日医師から訴えられることがありますし、生検をしたとのことですので、近々病院から検査結果が届くはずなので、その時に判断すればいいだろうと思い、その件については「病院の結果が出てからどのようにするのかを決めたらいいんじゃないですか」と話しておきました。
「左の腸骨稜辺りがだるい」というのは、婦人科に絡む可能性があると思いましたが、とりあえずだるさは取ってあげないと鍼灸師の名が廃れると思い、JAAで仙腸関節を調整することにしました。
そのとき、仙腸関節の調整だけでは上手くいかない場合もあるので、腰椎もJAAで関節を調整しました。
JAAが済んでから、
「はい。ベッドから降りて床に立ってみてください」とお願いしました。
そしたらベッドから降りて、ボーッと立っているので、
「いやいや、先ほどだるいと言っていたところを叩いてみてくださいよ」と言うと、
「あ! はい!」と腸骨陵辺りを叩いて、だるさが取れたという言葉の変わりに、首を横に振っていました。
それでも治療結果を明確に聞きたかったので、
「だるさは取れていますか?」と質問したら、
「はい。なんともないです」と答えてくれた。(^-^)