現在、木曜日だけは私一人で治療をしています。
それをするようになってから、いろいろなことを考えるようになりました。
たとえば、
・鍼灸院の仕事は、準備から片付けまで全て一人でしなければならない
(当たり前ですが、掃除、洗濯、洗濯ものを畳んでしまう等々も)
・宅急便や郵便配達の方が来たら出ていかないといけない
・電話が来たら出ないといけない
(電話の対応に急患の相談で時間がかかるときもある)
40年以上鍼灸院を経営していますが、一人で仕事をしたことはありません。
いつも誰かがいて、誰かに支えてもらっていたわけです。
だから、「誰かがいるのが当たりまえ」になっていました。
スタッフが一人だとスタッフが可哀そうです。
治療助手から庶務までやらなければならないからです。
そして一番大切なことは「話相手がいないこと」だと思います。
私と話すとしたら、仕事以外の話は年齢差があるので、多分あまり合わないからです。
これまでは、スタッフを募集するときには、鍼灸学校で教えている友人や、教員養成学科で教えていた教え子などに頼んだら、誰かが段取りしてくれましたが、その方々も転職したり、退職したりして手配が出来なくなったのです。
しかし、私の友達や知り合いは「一人治療院」で経営している人が何人かいますので、週一回ぐらいなら私も一人でもできないことはない、と考えたのです。
そのためにやり方を考えることにしました。
経営の角度から考えると、売り上げを減らさずに経営を維持するには、以下の計算が必要になってきます。
顧客数×単価×日数
つまり、①顧客数を増やすか、②治療費を上げるか、③治療日数を増やすか、になるわけです。
どれをとっても「ちょっと難しい問題」です。
そこで考えたのが、テクニックでカバーすることです。
たとえば、今は1人で治療するのに1時間ぐらいを考えていますが、テクニックを開発して30分ぐらいで治療できたら、
① 顧客数を増やすことができる
② 治療費は上げなくてもいい
③ 治療日数を増やさなくてもいい
という答えが出てきます。
ですから、現在新しいテクニックを研究しているのです。
新しいテクニックが開発されたら、治療時間も短縮されるので、患者さんも喜ぶはずです。
※手抜き工事みたいなことは絶対しませんので、ご安心ください
最近開発を始めた「仮称・早々鍼」ですが、これはなかなか面白いです。
問診をしながらそのままチョンチョンと鍼をして症状を消してしまう方法です。
座位でできない時は、仰臥や伏臥でやりますが、それでも時間はかかりません。
先日の実践塾で、「右腰が痛い」という方がいましたので、その方法で治療したら、パチッと症状が取れました。
日々の治療でもそのテクニックでぼちぼち研究を進めていますが、まーまー上手くいっています。
それを見たスタッフの桃子さんは、治療の途中で私のところに来て、
「先生、今のあれは何ですか?」と聞いていました。
私は「かくかくしかじかです」と話し、「対象者がいたらビデオに録りましょうか」と何人かビデオ撮影しました。
ただ、「撮影する」となると、身構えるのか、撮影があまりスムーズではありませんでした。
まー、始めたところですので、私も桃子さんも緊張があったと思います。
でも、何度かやれば撮影もスムーズにいくはずです。
このように、新しいテクニックを使えば、難しいと思われていたことも解決できると思うので、研究を続けます。(^o^)
エイ、エイ、オー \(^o^)/ ヽ(^o^)丿
時々私に、「先生幾つまでやられるのですか」と質問する方がいます。
私は、「幾つになってもやるよ・笑」と答えています。
ほんとは、「死ぬまで」と言いたいのですが、「年齢は決めてない」ことを伝えて勘弁してもらっているのです。(^o^)