図1
図2
昨日、巨鍼の痛くない刺し方を少し説明しましたが、イラストで説明すると図1のようになります。
つまり、浅くても、深くても、痛みが出てくるわけで、皮下組織の脂肪層を狙って刺鍼するわけです。
その場合に「ほとんど直刺で刺入」します。
仮に斜刺で刺入すると、表皮なのか真皮なのかが分かりにくいし、摩擦面が大きくなり痛みがでやすいからです。
そして、刺入後に巨鍼を斜めにして少し抜くように、真皮や皮下組織に入ったことを確かめて、進鍼していきます。
それができるようになれば、患者さんに痛みを感じさせないで巨鍼をすることが出来ます。
だから刺鍼がとても重要な操作になるわけです。
その操作ができるようになるまで、自分の足に巨鍼をして訓練していきます。(^o^)
「人には刺すが自分には刺さない・笑」という人がいますが、これは論外です。
報酬(治療結果)を得るには、対価(訓練)を払わなければならないのです。
報酬だけ得ようとすると、信用を失ってしまいます。
巨鍼を刺すだけでしたら、鍼灸師なら誰でもできます。
何のために巨鍼をするかです。
患者さんが困っているのを手助けしてあげるためにやるのです。
「大きな鍼を刺すことが出来る」と自慢するためにするのではありません。
巨鍼を刺すことが出来るだけでは意味がありません。
巨鍼を使って患者さんの症状を軽くしてあげるのが目的なのです。
巨鍼は、直径が0.8ミリを使っていますが、最初は0.5ミリから1ミリのものまでテストして、0.8ミリの方が治療効果も、治療効率が良かったので、0.8ミリを使っています。
上記のような刺鍼ができるようになると、1メートルの距離でも刺鍼できるようになります。
私は、最初のころは胆経の環跳穴から崑崙まで刺鍼することもありました。
現在は、別のテクニックを使うので、その必要がなくなり、長くても70センチぐらいの刺鍼でOKです。
今回のセミナーでは、参加者の皆さんに巨鍼を2本ずつ持って帰ってもらうつもりですので、参加される先生方にはお得かも知れませんね。
日時 :6月23日(日)13:00~15:00
会場 :新城針灸治療院
参加費:20.000円(税込)
講師 :新城三六(日本巨鍼療法創始者)
日時 :6月23日(日)13:00~15:00
会場 :新城針灸治療院
参加費:20.000円(税込)
講師 :新城三六(日本巨鍼療法創始者)