ＮＹ原油（WTI)一時バレル6.55ドルへ暴落、原油暴落は米株市場、世界経済に向けたモーニングコールと21日、ブルームバーグニュース電子版（学校で教えてくれない経済学）

「NY原油、21日、6月物価格が一時、バレル6.55ドルまで急落、原油市場崩壊で世界的株安が進んだ。一部大手米シエール原油企業が破産申請した。ＯＰＥＣは追加減産を協議する。保険会社トラベラーズが税前決算で8,600億ドル減収発表。」と21日、WSJ紙電子版は伝えた。21日、ＮＹタイムズ電子版は「①世界食糧計画（ＷＦＰ）は21日報告書をまとめ「2020年、世界で十分な食事をとれない貧困者数が、コロナウイルスの影響で昨年の倍の2億6，500万人に達する見込みだ」と発表した。欧州では南イタリアで被害がもっとも多い。ジャカルタ、イスタンプールなどその他都市にも拡大、コロナ感染死者数は少なくとも25,000人が不明である。」と伝えた。

21日、ブルームバーグ電子版は「①米上院は4億8,400万ドル（5兆2,000億円）コロナ救済法案を可決した、②オイル・メルトダウンで21日、 NY原油(WTI)、バレル13ドル、35%安で取引を終えた、③ユナイテッド航空、保有株10億ドル（1,700億円）売却、現金確保した、④コロナ禍によりマカオ・カジノ産業、1~3月期、95%減収 、⑤原油マイナス価格は株式市場へのモーニングコールとなった、⑥Ｇ20農業相会議、世界的食料不足阻止を決議した」と伝えた。

21日、ロイター電子版は「21日、ＮＹ株式市場は、ダウ、23,018ドル、631ドル、2.7%安、ナスダック、8,263、3.5%安、Ｓ＆Ｐ500,2,736,3.1%安と揃って値下がりした。恐怖指数VIXが45.51、3.6%増加した。米債券が買われ10年物米債券利回りは0.57%へ8.8%下落した。ＮＹ外為市場はドル相場は比較的しっかり、1ドル＝107.76円でと取引された。原油暴落で欧州市場が動揺、独・仏・,伊・英株式市場が3%~4%下落、ユーロ、ポンドが対ドルで下落、1ユーロ＝117.03円、1英ポンド＝132.51円で取引された。ＮＹ原油（ＷTI）がちバレル113.09ドル、35.9%値下がりした。ＮＹ金はオンス1，701.85ドルと1,700ドルを維持した。」と伝えた。

近着4月28日版、ニューズウイーク誌日本版は「日本に迫る医療崩壊」を特集した。「欧州医療システムはなぜ崩壊したのか。コロナ禍の日本が今学ぶべき教訓は「大切なのは「宣言」ではなく「結果」だ。さらに「努力」ではなく「効果」そして「結果」だ。グーグルが開発した人々の動きをモニタリングできるツールを見ると日本の政策の「効果」は十分に出ていない。データでは将来の恐ろしい「結果」が見えてくる。医療崩壊が進んで死者が増えるかどうかは、我々一人一人の行動にかかっている」と世界エイズ結核マラリア対策基金、戦略投資効果局長、国井修氏が記事を結んでおられた。同誌記事では「韓国総選挙で文大統領率いるリベラル派が地滑り勝利した。負けた保守派で多くの大物議員が落選した。今回の結果は向う数十年間の韓国政治の潮流を決定づける」のネーサン・パク記者の記事が印象に残った。「人間は突然死なない。兆候が出ている。早く手を打てば助かる。」という網膜剥離手術をしていただいた兵庫県立西宮病院長、市橋賢治先生の言葉が今も忘れられない。（了）