従兄夫妻幹事の「神戸ワイワイ会」男7人女6人計13 名で六甲南麓にある天然温泉「銀河の湯」みのたにグリーンスポーツホテルへ13日昼過ぎから出かけていた。上は86歳、下は小生の73歳が一番若い。絵に描いたような老人ツアーである。カニすき鍋料理、飲み物入れて1泊2食、温泉にゆっくりつかって込みこみ一人11,000円は安い。午後2時JR三宮発で箕谷まで神戸市営バス、バス停に着いたと、ホテルに電話、ほどなく送迎バスが来て、午後3時すぎに喧噪の都会から閑静な現場に着いた。
朝風呂は6時から入れる。男湯女湯、夜昼交互でそれぞれを楽しめるのがいい。朝飯は7時30分から、ゴルフのあとのパーティーと思しき20数名、一方、2人組み、4~5人などのスモ―ルパーティと様々で、テーブルはほぼ満席、平日とはとても思えぬ盛況ぶりに正直驚いた。PRするつもりはさらさらないが、泉質は単純弱放射能泉、弱アルカリ性、泉温37℃、とにかく体の芯まで温もる。効能の欄には、神経痛、筋肉痛はじめ諸々の疾病に効用ありと書いていた。正月を挟んで完売、大人1人800円、子供半額、幼児3歳以下は無料、日帰り客も多いと聞いた。不景気風が身にしみるご時世と言うから、この手の温泉旅行が、生活防衛を兼ね備えて、ひとときの息抜きの場として、益々見直されるかもしれない。
お風呂のあと、ホテルロ―ビーで見た14日付け日経朝刊に、たまたま「タラバガニ、輸入価格2~4割高」という記事が目にとまった。「神戸ワイワイ会」のメンバーに物知りがいる。前夜、カニを鍋に放り込みながら、「これはロシア産のカニやで」と得意げに話す仲間がいた。当の日経によれば、主産地の米国アラスカ州で漁獲枠が半減、輸入価格がキロ、3,500円と昨年比4割上がった。米国産が減った反動でロシア産も値上がりし、2割上がったとあるが、記事によれば格安のキロ2,200円である。ルーブルベースでは値上がり幅は大きいのであろうが、ルーブルが欧州金融危機後急落しているので2割高といってもロシア産のカニはまだ割安なのであろう。
日経朝刊の別ページに「インドルピー最安値更新」とう小さな記事が出ていた。帰宅して読んだCNBC電子版にもインドルピーが急落の記事が出ていた。今年7月の最高値から17.8%下落、海外資金がインド経済の先行きを悲観して一斉に逃げた結果と出ていた。中国の減速は伝えられていたがインドお前もかと思う。インドの今年10月の工業生産デ―タが5.1%減とここ2年で最低の水準を記録した。ヨーロッパ金融危機の影響がじわじわと影を落としていることが分かる。CNBCによればインドルピーは現在1ドル=53.35ルピーである。インドは既に最悪の金融危機に直面していると書いていた。ヨーロッパ金融危機回復には数年かかると言う見方もある。インドルピーのさらなる値下がりが懸念される。
14日朝7時38分に自宅に配信されていたCNBC Asia Morning Briefを読んだ。米FRB議事録が紹介されていた。米FRB(連邦制度理事会)は、政策金利据え置き、追加金融緩和策無しと出ていた。ただ、欧州金融危機の与える脅威を指摘して、状況によればさらなる金融緩和の余地ありと示唆していた。米FRBによる追加金融とECB(欧州中央銀行)が、欧州金融機関に対する格付け会社による格下げへの見直しとくれば、消去法で、好むと好まざるを得ず、日本円が買われ易い地合いが続くのであろう。
CNBC電子版は、OPEC(石油輸出機構)が、2007年取り決めの生産枠日量2,500万バレルが事実上順守されず、実生産は、同3,000万バレルに達していた。14日開催のOPEC総会で追認されることになるとOPEC最大生産国サウジアラビアが発表した。これを受けて13日のNY原油【WTI】相場はバレル2.32ドル下げ、97.85ドルで取引されたと出ていた。
日々の動きだけでは経済の流れは大観出来ない。しかし、わずか近場の一日温泉旅行の間に中長期的な展望をシグナルしていることもあると改めて実感した次第である。(了)
朝風呂は6時から入れる。男湯女湯、夜昼交互でそれぞれを楽しめるのがいい。朝飯は7時30分から、ゴルフのあとのパーティーと思しき20数名、一方、2人組み、4~5人などのスモ―ルパーティと様々で、テーブルはほぼ満席、平日とはとても思えぬ盛況ぶりに正直驚いた。PRするつもりはさらさらないが、泉質は単純弱放射能泉、弱アルカリ性、泉温37℃、とにかく体の芯まで温もる。効能の欄には、神経痛、筋肉痛はじめ諸々の疾病に効用ありと書いていた。正月を挟んで完売、大人1人800円、子供半額、幼児3歳以下は無料、日帰り客も多いと聞いた。不景気風が身にしみるご時世と言うから、この手の温泉旅行が、生活防衛を兼ね備えて、ひとときの息抜きの場として、益々見直されるかもしれない。
お風呂のあと、ホテルロ―ビーで見た14日付け日経朝刊に、たまたま「タラバガニ、輸入価格2~4割高」という記事が目にとまった。「神戸ワイワイ会」のメンバーに物知りがいる。前夜、カニを鍋に放り込みながら、「これはロシア産のカニやで」と得意げに話す仲間がいた。当の日経によれば、主産地の米国アラスカ州で漁獲枠が半減、輸入価格がキロ、3,500円と昨年比4割上がった。米国産が減った反動でロシア産も値上がりし、2割上がったとあるが、記事によれば格安のキロ2,200円である。ルーブルベースでは値上がり幅は大きいのであろうが、ルーブルが欧州金融危機後急落しているので2割高といってもロシア産のカニはまだ割安なのであろう。
日経朝刊の別ページに「インドルピー最安値更新」とう小さな記事が出ていた。帰宅して読んだCNBC電子版にもインドルピーが急落の記事が出ていた。今年7月の最高値から17.8%下落、海外資金がインド経済の先行きを悲観して一斉に逃げた結果と出ていた。中国の減速は伝えられていたがインドお前もかと思う。インドの今年10月の工業生産デ―タが5.1%減とここ2年で最低の水準を記録した。ヨーロッパ金融危機の影響がじわじわと影を落としていることが分かる。CNBCによればインドルピーは現在1ドル=53.35ルピーである。インドは既に最悪の金融危機に直面していると書いていた。ヨーロッパ金融危機回復には数年かかると言う見方もある。インドルピーのさらなる値下がりが懸念される。
14日朝7時38分に自宅に配信されていたCNBC Asia Morning Briefを読んだ。米FRB議事録が紹介されていた。米FRB(連邦制度理事会)は、政策金利据え置き、追加金融緩和策無しと出ていた。ただ、欧州金融危機の与える脅威を指摘して、状況によればさらなる金融緩和の余地ありと示唆していた。米FRBによる追加金融とECB(欧州中央銀行)が、欧州金融機関に対する格付け会社による格下げへの見直しとくれば、消去法で、好むと好まざるを得ず、日本円が買われ易い地合いが続くのであろう。
CNBC電子版は、OPEC(石油輸出機構)が、2007年取り決めの生産枠日量2,500万バレルが事実上順守されず、実生産は、同3,000万バレルに達していた。14日開催のOPEC総会で追認されることになるとOPEC最大生産国サウジアラビアが発表した。これを受けて13日のNY原油【WTI】相場はバレル2.32ドル下げ、97.85ドルで取引されたと出ていた。
日々の動きだけでは経済の流れは大観出来ない。しかし、わずか近場の一日温泉旅行の間に中長期的な展望をシグナルしていることもあると改めて実感した次第である。(了)