ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

ドイツ人が、低金利時代到来で、貯蓄から消費に向かい始めた?:22日付けWSJ紙電子版

2011-12-23 11:59:49 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


貯蓄に励んでいたドイツ人が、お金を使い始めた、と21日付けのWSJ紙電子版の中で、ベルリン発のレポートをChristopher Lawton記者が書いていた。ドイツZDFの先日のニュースでもドイツ人がこの先低金利が続く。貯金するよりお金を使うと語る街中でのインタビューを紹介していた。ギリシャに始まり、ポルトガル、スペイン、イタリアへ波及して来た欧州金融危機もドイツには無縁なのかもしれないと記事を読みながら正直感じた。

Daniel Saathoff,27歳は、6年間で貯めた3万ユーロ(約300万円)で55平米のアパートを買った。半年前から物件を探していた。今の家でそのまま住む。買ったアパートは人に貸す。低金利はこの先も続く。不動産が値上りしているからだ」と答えた。グッチ―ショップで買い物中のMelanie Weberさん、32歳は「よその国のDebtCrisis(債務危機)なんか心配してないわ。」と答えた。ドイツ調査機関のDfKグループ、RoffBurkl氏は「12月の消費者信頼感指数に、消費を減らし、貯蓄を増やす、ドイツ人の生活態度に方向転換の兆しが出ている」と紹介していた。

23日朝の「ワ―ルドWaveMorning」でフランスF2を見た。冒頭のニュースは、1915年のトルコ人のアルメニア人虐殺をフランス議会で承認した。トルコとフランスの外交関係が断絶の危機に直面していると伝えた。直後のニュースで、フランス人の金持ちが、フランスの銀行から預金をスイスの銀行に移し始めた。金利稼ぎのためでない。来年の選挙で政権が社会党に変わると金持ちに一段と厳しくなる。さらに言えば、彼らはフランスの銀行を頭から信用していない。ユーロの将来を悲観しているからだと解説していた。

23日朝7時44分配信のCNBCAsiaMorningBrief電子版は、「ECB(欧州中央銀行)が量的金融緩和政策を採用するとのシグナルを送った」と書き、ECB,RorenzoBiniSmaghi理事が英フィナンシャルタイムズ記者に「デフレリスクが高まれば、ユーロ圏経済浮揚のためにQE(量的金融緩和)はimpliment(道具に使う)するべきだろうと語ったと紹介していた。

ヨーロッパの銀行は、日本円換算約50兆円の枠内であるが、1%金利で3年間借りることが出来ることをECBが決めたあと、申し込みが殺到したと欧米メデイアは伝えている。

22日付けのWSJ紙電子版は、米FRBはゼロ金利政策を2014年まで、状況によってはさらに延長するだろう」と書いていた。ECBは既に政策金利を1.0%に下げている。米国の政策金利は0.25%である。日本は0.1%である。以前深海魚の話を書いた。一端深く沈むと肺苞が破裂するから浮上出来ない深海魚の姿と重ね合わせて考えれば分かり易い。ECB,お前もか,ということになる。しかし、それだけ欧州債務危機(Debt Crisis)は重篤だということなのであろう。メルケルさんはどう思っているのだろうとも思うが、メルケルさんと言う人は,「最後は飛び込み台から飛び降りる人だ」とニューズウイーク日本版に書いていた。

22日のNY株式市場は、米国で良好な経済データが相次ぎ発表されたのを好感、NYダウは前日比61ドル高、12,169ドルで取引を終了した。CNBC電子版は、12月の失業保険申請件数が3年半来最低364,000件へ低下した、12月の消費者信頼感指数がここ6ケ月で最高を記録した、年末での減税法案期限切れ、7~9月米GDPが2.0%増から1.8%増へ下方修正された。マ―ケットは無視したと解説していた。NY原油(WTI)はバレル74セント高、99.03ドル、NY金先物相場は小幅安、トロイオンス1,606.30ドル、NY外国為替市場では1ドル=78.18円、1ユーロ=1.3049ドルで取引されたとCNBC電子版は伝えた。

その他の「ワールドWaveMorninng」では、中国CCTVがキムジョイル同志の死は最大の損失、北東アジアの平和と安定の基礎を礎いた。同志は永遠に記憶される。キムジョンウン氏支援に中国は奮闘する」と人民日報社説に書いたと紹介していた。一方、習近平副主席がタイ訪問、水害被害を助け、クリーンエネルギー開発に中国は最大協力すると語ったと紹介していた。韓国KBSは、イ・ミョンバク大統領は26日のキムジョンイル国葬に民間から弔問団を送ることを決めた。6ケ国協議再開に弾みが付くとの観測を紹介していた。

世界では様々な動きが展開されている。語弊はある。しかし、年寄りはいい。一人でも多くの日本の若者が、世界の動きに少しでもいいから関心を持って日々の生活を送る習慣を付けて欲しいと常々思う次第である。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする