(学校で教えてくれない経済学)
JR最寄駅前に新しく出来た飯屋が人気を集めている。他店一つ置いて惣菜屋を併設している。昼飯ひとり680円である。100円追加すれば飲み物が付く。日替わりメニューと6種類ある通常メニューに分かれている。午後1時半を過ぎると飲み物が無料になる。惣菜屋は夜9時まで、細かく観察していると3割引きの時間帯を経て、閉店間際に半額となる。隣接する大手スーパーの値札をまるで防犯カメラで観察しているかのように値札を変えていることが最近分かった。不景気な世の中、それぞれが必死に生存を掛けて努力しているのである。ノホホーンと暮らしていると生きていけなくなって来た一つの証であろう。
ニューズウイーク日本版最新号が「迫りくる氷河期:世界経済」「ユーロ危機:世界同時不況への道」という大きな見出しをつけて、7日に駅売店に出ているのが目にとまった。帰宅して読んだ。ユーロ危機をアメリカ人自身が自らの問題として真剣に捉えようとしていることが記事によく出ていた。なぜアメリカ人が心配するのか。ヨーロッパの銀行が次々つぶれてアメリカの企業がお金を借りられなくなることが原因だと言うことがわかった。お金を借りたくても貸してくれない。お金が借りられることが当り前だと考えていた。それが不可能になる。だから心配だというのである。
8日朝の「ワールドWaveMornig」では8,9日両日、開かれるEUサミットを控えて緊張が高まっているとフランス、ドイツ、米国の国営テレビが報じていた。フランスF2は、ドイツメルケル首相の顔にヒトラーのひげを付けるのはまだいい方で、人形に見立てて火を付ける現場を写したタブロイド紙を紹介、ドイツに対する反感がギリシャに限らず最近ヨーロッパで急激に強まって来ていると伝え、その後で、他国でドイツ批判が高まれば高まるほどドイツ国民はメルケルを支持しているとして町の声を紹介していた。
「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した米国みずほ証券、大宮弘幸氏は、「7日の米国株式市場は、ヨーロッパが規律強化に進むとの期待と、午後に発表された10月の米消費者信用残高が2.46兆ドルと2年振りの水準に回復したとの情報を好感、NYダウは前日比46ドル高、12,196ドルで取引を終了した。原油(WTI)はガソリン在庫増加を嫌気して一時、バレル100ドル割れを見たが、イランの核開発懸念から値を戻しバレル100.49ドルで取引を終えた。EU首脳会議ではEU条約改定は可決するが、可決してもそれが27ケ国メンバーで実行できるかどうか課題は残る」などと話していた。
カタール、アルジャジ―ラは、クリントン米国務長官のシリア訪問の様子とバーレーンで反政府デモ隊との間で多数の死傷者が出たと報じていた。今朝のシリア関連のニュースでは米ABCがシリア、アサド大統領との単独インタビューの様子を詳しく伝えていた。「人道上問題ないとあなたは思っているのですか」と反体制派デモ隊の喉を掻き切られた写真を見せて迫る場面では「そのような話は知りません。本物ですか?」と受け付けない。「国連決議をどう思っているのか」と確かめたら、「国連はゲームの一部ですからね。事実がゆがめられています」と全く取り合わない。罪の意識もない様子を写していた。英BBCも米ABC放送を引用して詳しく紹介していた。学校の授業で、教室の学生に世界地図を見せてシリアがどの国と隣接しているか是非教えてやって欲しい。
香港ATVが中国商務省がここ10年の中国の貿易動向をまとめ、世界貿易で中国の貢献度は大きく変わったと強調した。そのあとで2012年の中国のGDPは今年の9.2%から8.9%増にとどまると警告したと紹介した。そのあとで人民元が1ドル=6.3342減とここ6日連続で安値にあると紹介、これは欧州の金融危機を反映して人民元が値下がりした。中国は通貨をコントロールしていない証拠だと語る上海通貨当局の責任者、崇泉代表の映像を写していた。
地球は一つ。世界のさまざまなところでいま何が起こっているのか。一人でも多くの日本の若者に関心を持って欲しい。(了)
JR最寄駅前に新しく出来た飯屋が人気を集めている。他店一つ置いて惣菜屋を併設している。昼飯ひとり680円である。100円追加すれば飲み物が付く。日替わりメニューと6種類ある通常メニューに分かれている。午後1時半を過ぎると飲み物が無料になる。惣菜屋は夜9時まで、細かく観察していると3割引きの時間帯を経て、閉店間際に半額となる。隣接する大手スーパーの値札をまるで防犯カメラで観察しているかのように値札を変えていることが最近分かった。不景気な世の中、それぞれが必死に生存を掛けて努力しているのである。ノホホーンと暮らしていると生きていけなくなって来た一つの証であろう。
ニューズウイーク日本版最新号が「迫りくる氷河期:世界経済」「ユーロ危機:世界同時不況への道」という大きな見出しをつけて、7日に駅売店に出ているのが目にとまった。帰宅して読んだ。ユーロ危機をアメリカ人自身が自らの問題として真剣に捉えようとしていることが記事によく出ていた。なぜアメリカ人が心配するのか。ヨーロッパの銀行が次々つぶれてアメリカの企業がお金を借りられなくなることが原因だと言うことがわかった。お金を借りたくても貸してくれない。お金が借りられることが当り前だと考えていた。それが不可能になる。だから心配だというのである。
8日朝の「ワールドWaveMornig」では8,9日両日、開かれるEUサミットを控えて緊張が高まっているとフランス、ドイツ、米国の国営テレビが報じていた。フランスF2は、ドイツメルケル首相の顔にヒトラーのひげを付けるのはまだいい方で、人形に見立てて火を付ける現場を写したタブロイド紙を紹介、ドイツに対する反感がギリシャに限らず最近ヨーロッパで急激に強まって来ていると伝え、その後で、他国でドイツ批判が高まれば高まるほどドイツ国民はメルケルを支持しているとして町の声を紹介していた。
「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した米国みずほ証券、大宮弘幸氏は、「7日の米国株式市場は、ヨーロッパが規律強化に進むとの期待と、午後に発表された10月の米消費者信用残高が2.46兆ドルと2年振りの水準に回復したとの情報を好感、NYダウは前日比46ドル高、12,196ドルで取引を終了した。原油(WTI)はガソリン在庫増加を嫌気して一時、バレル100ドル割れを見たが、イランの核開発懸念から値を戻しバレル100.49ドルで取引を終えた。EU首脳会議ではEU条約改定は可決するが、可決してもそれが27ケ国メンバーで実行できるかどうか課題は残る」などと話していた。
カタール、アルジャジ―ラは、クリントン米国務長官のシリア訪問の様子とバーレーンで反政府デモ隊との間で多数の死傷者が出たと報じていた。今朝のシリア関連のニュースでは米ABCがシリア、アサド大統領との単独インタビューの様子を詳しく伝えていた。「人道上問題ないとあなたは思っているのですか」と反体制派デモ隊の喉を掻き切られた写真を見せて迫る場面では「そのような話は知りません。本物ですか?」と受け付けない。「国連決議をどう思っているのか」と確かめたら、「国連はゲームの一部ですからね。事実がゆがめられています」と全く取り合わない。罪の意識もない様子を写していた。英BBCも米ABC放送を引用して詳しく紹介していた。学校の授業で、教室の学生に世界地図を見せてシリアがどの国と隣接しているか是非教えてやって欲しい。
香港ATVが中国商務省がここ10年の中国の貿易動向をまとめ、世界貿易で中国の貢献度は大きく変わったと強調した。そのあとで2012年の中国のGDPは今年の9.2%から8.9%増にとどまると警告したと紹介した。そのあとで人民元が1ドル=6.3342減とここ6日連続で安値にあると紹介、これは欧州の金融危機を反映して人民元が値下がりした。中国は通貨をコントロールしていない証拠だと語る上海通貨当局の責任者、崇泉代表の映像を写していた。
地球は一つ。世界のさまざまなところでいま何が起こっているのか。一人でも多くの日本の若者に関心を持って欲しい。(了)