(学校で教えてくれない経済学)
「ヒヨドリ津軽海峡超えVSハヤブサ」というタイトルで「ダ―ウインが来た!」というNHK地上波の番組を9日の夜、興味深く見た。水鳥の話としては、近くの喫茶店で10日付けの毎日朝刊コラム「余録」が発信機を付けたオナガカモの渡りル-トに触れた記事をたまたま見る機会があった。
NHKの番組のヒヨドリがハヤブサの執拗な攻撃を、群れを作り海面すれすれの低空飛行でかわし、北海道から青森竜飛岬へ到着するけなげな旅の物語は感動的だった。「ダ―ウイン」が「なぜ低空飛行なの?」と問いかける。
「ハヤブサは急降下して獲物を狙うが海面近くだと水面に激突して命がない。」とのやり取りが面白かった。ハヤブサはひたすら群れを乱しにかかる。群れからはみ出したところを一瞬の早技でヒヨドリを仕留める場面も見た。
オナガカモの話は、渡りのルートを調べるために、世界自然保護基金支部が何度も野生のカモに発信器を付け飛ばしていたがやっと昨年確認できたという。
記事によれば香港を出たカモは、中国大陸を北北東に進み、長江、山東半島,黄海を経て、3月に北朝鮮国境の白翎島(ハクリョンド)に着き、北朝鮮上空を飛んで、6月に北極海に近いコマリ河の大湖沼に着く。時速50キロ、1万2,000キロの旅と聞くと神秘的だ。
9月に香港へ旅立つ。間宮海峡を渡り、サハリン島を南下、北海道、本州、九州を縦貫、琉球列島沿いに東シナ海を横断、上海の南、台州湾から12月に香港に戻ったとあった。「渡り鳥には国境がない」のくだりがあったが、筆者には特に印象に残った。
話は飛ぶ。10日のNY株式市場は、「スペイン、ポルトガルの国債発行がうまくさばけないとの懸念から欧州株が全面安になったことを嫌気して、小動きに終始、NYダウは前日比37ドル安、11,637ドルで取引を終了した」とブルームバーグニュ-ス(NHK/BS)のバートン記者がレポートしていた。
NHK/BS「おはよう世界」(経済情報)に出演した三井住友銀行の森谷亨氏は「欧州不安と米雇用統計に一部失望感が出て、株価は小動きに終始した。NY外国為替市場もヨーロッパ懸念から1ユーロ=1.29ドルぎりぎりまでユーロが売られた。
NY債券市場で債券が買い戻され、10年物国債利回りが3.287%まで低下、その結果ドルが売られ、1ドル=82.71~72円で取引された。アルコアから始まる米企業の決算発表を注目している。」と話していた。
日本人の多くは相場嫌いである。相場は激しく動くからいやだと公言するひとが元いた職場にもいた。しかし、お金は卑しい。お金は汚いと言う人は身近にも意外に多い。極論だが「武士は食はねど高楊枝」といって餓死した裁判官家族が昔いたことを記憶している。
水鳥とお金には国境がない。田圃の中で不平不満を並べていても日本の景気は良くならない。(了)
「ヒヨドリ津軽海峡超えVSハヤブサ」というタイトルで「ダ―ウインが来た!」というNHK地上波の番組を9日の夜、興味深く見た。水鳥の話としては、近くの喫茶店で10日付けの毎日朝刊コラム「余録」が発信機を付けたオナガカモの渡りル-トに触れた記事をたまたま見る機会があった。
NHKの番組のヒヨドリがハヤブサの執拗な攻撃を、群れを作り海面すれすれの低空飛行でかわし、北海道から青森竜飛岬へ到着するけなげな旅の物語は感動的だった。「ダ―ウイン」が「なぜ低空飛行なの?」と問いかける。
「ハヤブサは急降下して獲物を狙うが海面近くだと水面に激突して命がない。」とのやり取りが面白かった。ハヤブサはひたすら群れを乱しにかかる。群れからはみ出したところを一瞬の早技でヒヨドリを仕留める場面も見た。
オナガカモの話は、渡りのルートを調べるために、世界自然保護基金支部が何度も野生のカモに発信器を付け飛ばしていたがやっと昨年確認できたという。
記事によれば香港を出たカモは、中国大陸を北北東に進み、長江、山東半島,黄海を経て、3月に北朝鮮国境の白翎島(ハクリョンド)に着き、北朝鮮上空を飛んで、6月に北極海に近いコマリ河の大湖沼に着く。時速50キロ、1万2,000キロの旅と聞くと神秘的だ。
9月に香港へ旅立つ。間宮海峡を渡り、サハリン島を南下、北海道、本州、九州を縦貫、琉球列島沿いに東シナ海を横断、上海の南、台州湾から12月に香港に戻ったとあった。「渡り鳥には国境がない」のくだりがあったが、筆者には特に印象に残った。
話は飛ぶ。10日のNY株式市場は、「スペイン、ポルトガルの国債発行がうまくさばけないとの懸念から欧州株が全面安になったことを嫌気して、小動きに終始、NYダウは前日比37ドル安、11,637ドルで取引を終了した」とブルームバーグニュ-ス(NHK/BS)のバートン記者がレポートしていた。
NHK/BS「おはよう世界」(経済情報)に出演した三井住友銀行の森谷亨氏は「欧州不安と米雇用統計に一部失望感が出て、株価は小動きに終始した。NY外国為替市場もヨーロッパ懸念から1ユーロ=1.29ドルぎりぎりまでユーロが売られた。
NY債券市場で債券が買い戻され、10年物国債利回りが3.287%まで低下、その結果ドルが売られ、1ドル=82.71~72円で取引された。アルコアから始まる米企業の決算発表を注目している。」と話していた。
日本人の多くは相場嫌いである。相場は激しく動くからいやだと公言するひとが元いた職場にもいた。しかし、お金は卑しい。お金は汚いと言う人は身近にも意外に多い。極論だが「武士は食はねど高楊枝」といって餓死した裁判官家族が昔いたことを記憶している。
水鳥とお金には国境がない。田圃の中で不平不満を並べていても日本の景気は良くならない。(了)