ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

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ボクは一家の大黒柱!

2013年06月08日 | ルネの家族
 今日は私の結婚記念日です。
 この記事が予約投稿される頃は、家族で食事に行っています。そして、今回紹介するルネの記事も、シマール一家の食事風景が掲載されたものです。


 ルネが初来日した1974年6月、来日を前にルネを紹介した記事がいくつかありました。それは、音楽雑誌よりも、ティーン向け雑誌の方が多かったようです。それは、ルネを日本でデビューさせ、大々的に売り出すための「ルネ・プロジェクト」の序章だったのです。

 ルネはデビュー当時、ケベックのママたちのアイドルでした。しかし、来日した頃はティーンのアイドルでもありました。日本では最初から、ターゲットは10代の女の子。当時人気だった「週刊セブンティーン」は、そのプロジェクトのために選ばれた少女雑誌だったのでしょう。同誌の愛読者プレゼントにはルネの「ファースト・コンサートのチケット」もあり、密着取材記事もたくさん掲載されていました。

 同誌の他には芸能雑誌「月刊 明星」がルネを大きく取り上げ、特集記事を組み、定期的に記事を掲載していました。また、旺文社の学習雑誌「時代」シリーズの「中一時代」は、山口百恵さんと一緒にルネをイメージ・キャラクターに起用しました。第3回東京音楽祭世界大会でグランプリを受賞した話題性に加え、同年代ということも起用のポイントだったと思いますが、今にして思えば、CBSソニーやALFAレコードの売り込みもあったのかもしれません。


 今回の記事は、『週刊セブンティーン昭和49年7月9日No.25』に掲載された、ルネのカナダでの生活の様子を紹介したものです。でも、この記事のために改めて撮影されたものではなく、カナダで一度紹介されたもので、ノーベル・レコードから提供された写真なのでしょう。食事風景は、カナダのChantalさんやGiseleさんたちのサイトで、アングルの違うものも含め、白黒版をいくつか見たことがあります。この家のリビングとポーチは、家族写真の撮影によく使われていましたが、ダイニングでのカラー写真を見るのは、私は初めてのように思います。
 そして、当時住んでいたこの家は、オルレアン島の「船長の家」です。皆さんもよくご存じのとおり、ルネが建てたのではなく、ルネの収入で購入し、「白い家」(正確にはケベックシティのアパートの地下4室)から移り住んだ家です。この頃、父親の喘息は良くなっていたものの、仕事はノーベル・レコードで、ルネのマネージャー的なことをしていたのか、来日にも同行していましたから、金銭的にはルネが「一家の大黒柱」だったかもしれません。しかし、あくまでも一家の大黒柱は家族の主長である父親のはずです。でもそんなことも原因したのでしょう。「ミドリ色の屋根」の歌詞を再現するかのように、ルネが15歳の時、父ジャン=ロック氏はこの家を出て行ってしまったのでした。
 

 ちなみに、ここでもルネは7人兄弟の6番目(下から2番目)になっています。もしかすると、「男の兄弟4人の下から2番目」が間違って伝わったのかもしれませんね。正確には、「7人兄弟の上から5番目」、つまり、「下から3番目」です。
 そして、学校の写真は、アルバム「Un Enfant Comme Les Autres」のジャケット裏面の写真と別アングルですから11歳頃。そり遊びの写真も「中二時代」に掲載されたものと同じ服装ですので、Giseleさんたちの情報では、やはり13歳の写真ではないそうです。もちろん、「ミドリ色の屋根」のレコード・ジャケットでさえ、「Un Enfant Comme Les Autres」のものの使い回し(その上、反転写真★)でしたから、仕方ないのかもしれませんが…。日本で同時期に紹介された記事のルネが、幼く見えたり、大人びて見えたりしたのは、最初から年齢の違う写真だったからなのでした。

右上:ボーイソプラノのすきとおった声…きっとあなたも彼のファンに
 左上:シマール家の食事。けんかもするけど、にぎやかで、たのしいひととき。ここでもルネくんは話題の中心です。
 下中央:冬には、歌のレッスンの合間をぬって、そり遊び
 左下:最近のテストでは、クラス30人のうち3番の成績


カナダからやってくるスーパー・アイドル★ルネ・シマール★
ぼくは一家の大黒柱!

 6月26日に、第3回東京音楽祭参加のためカナダのスーパー・アイドル、ルネ・シマールくん(13歳)がやってきます。いまルネくんは、カナダでは日本のひろみ、五郎、秀樹以上の人気があり、今年のお正月のコンサートではトム・ジョーンズ公演をはるかにうわまわったほどです。
 現在、両親とケベック市に住んでいて、彼は7人兄妹のしたから2番目。おおぜいの兄妹のなかでも、すぐうえの兄ルジくんとはたいへん仲がよく、いつもいっしょに遊んだり歌の練習にはげんだりしています。
 そして、ルネくんはたいへんな親孝行で、いま住んでいる家は、彼が建てたもの。
「ぼく、いまたくさんのお金を持っています。でも、お金なんかいらない。ぼくは、いまは歌っていたいだけです。」と、さらりといってのけるほどあどけない少年です。


▲「中二時代」掲載のスノーモービルに乗るルネ 歯を見るとルネの年齢の違いがわかります

 いよいよ明後日、6月10日は当ブログの開設記念日symbol1 8周年目を迎えます。もちろん記事をアップいたしますので、よろしくお願いいたします!
 
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