ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

ルネ・ファンのルネ・ファンによるルネ・ファンのためのルネ・ブログ シマ姉のルネ・データ・バンク

1974年7月2日(火)

2008年01月20日 | 1回目の来日
 今回紹介いたしますのは、1974年7月2日(火)
 ルネは、第3回東京音楽祭世界大会でグランプリとフランク・シナトラ賞を受賞してからというもの、帰国まで取材やTV出演の仕事がたくさんきました。この日は雑誌の取材が4件。そして、夜10時からフランク・シナトラ・ショーを観ています。翌日は取材が3件、TV出演が2本入っているというのに、ルネは本当にタフです。

 この1回目の来日時に取材された記事を紹介いたします。サイズ的に「セブンティーン」誌ではないかと思うのですが、ルネ・シマールのスペルが”RENE CIMAR”となっているあたり、新鮮ですね。(名前のスペル間違いは失礼?!) 



ミドリの国からやって来たルネ

 緑の国カナダからやってきたルネ(ルネ・シマール) CBSソニーから出した『ミドリ色の屋根』を歌い’74東京音楽祭でグランプリを獲得 ほうびにリモコンのおもちゃをいっぱい買ってもらい13歳の少年らしく無邪気に大喜び そして会う人ごとに「おはよう」「こんにちは」「どうもありがとう」「さようなら」と おぼえたてのカタコトを片っぱしからならべる顔はものすごく可愛らしい
身長149センチ 体重33キロ お国では『鳥』をはじめ数々のヒットレコードを出しているスーパーアイドル これからは1ヵ月おきに日本に来てテレビなどで歌いますよ



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 ルネが1回目に来日した1974年6月26日(水)から7月13日(日)までの19日間のくわしい活動内容が、今は無きケイブンシャ(勁文社)発刊のニュー・ソング・ブック臨時増刊号「スーパーアイドル ルネ」に掲載されました。



◆7月2日(火)

10:30
 ホテル出発。

11:00
 浅草を散歩。セプンティーン誌取材。

12:30
 女学生の友誌取材。

14:00
 少女コミック取材。

17:00
 週刊明星取材。

22:00
 日本武道館にて、フランク・シナトラ・ショウを観る。

 ルネ仕事のこととなると、たとえ、どんなに忙しいスケジュールでも、笑顔でやってのける大人です。でも、時々、本当は可愛らしい子供の面を見せます。たとえば、キディー・ランドで、ギーが、何か賞を取ったら、プレゼントすると約束したメルックリンの列車を手にした時、そして、浅草で遊んだ時。ちょうちんや、おもちゃや、着物や、そんな物が、雑然と売る店の列の中で、ルネは子供らしい新鮮な好奇心と、驚きに満ちていました。
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1974年7月1日(月)

2008年01月20日 | 1回目の来日
 ルネは、第3回東京音楽祭世界大会でのグランプリとフランク・シナトラ賞の受賞、そして何よりも、その天使の声で、一夜にして日本人の心を虜にしてしまいました。

 さらに、1回目の来日前の1974年 6月21日に発売されていた「ミドリ色の屋根」(SOLB-154 ミドリ色の屋根/雨上りのデイト)は、100万枚に達する売り上げを記録し、取材やTV番組への出演依頼が殺到しました。


 当時レコード店に配布されたちらしの画像を紹介いたします。(KRさん提供)



 今回紹介いたしますのは、東京音楽祭の翌日、1974年7月1日(月)です。
 この日はカナダの建国記念日に当たり、日本のカナダ大使館の建国記念パーティーに、ルネ一行も招待されました。 


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 ルネが1回目に来日した1974年6月26日(水)から7月13日(日)までの19日間のくわしい活動内容が、今は無きケイブンシャ(勁文社)発刊のニュー・ソング・ブック臨時増刊号「スーパーアイドル ルネ」に掲載されました。



◆7月1日(月)

 7:25ホテル出発。

 7:45TBSテレビもFスタにて”モーニング・ジャンボ”に出演

10:30
 原宿キディーランドにて買い物。

16:30
 ”銀座テレサG”入り。

17:00
 ”ギンザNOW”出演。

18:30
 カナダ大使館にて、カナダ大使主催の建国記念日のパーティーに出席
 受賞曲「ミドリ色の屋根」を歌う

 7月1日は、カナダの建国記念日でした。ルネの来日と時を同じくして、プリンスホテル系はカナダ・フェアを企画していて、どこにも、カナダの国旗に印されたメープルのマークがあって、一行は御機嫌。そして、ルネグランプリと、シナトラ賞を獲得、その上、前例のないカナダ大使館からの招待です。この招待は、ルネ以上に、同行の関係者にとっては大きな喜びだったようです。


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 当時のカナダ大使、ロス・キャンベル氏「ルネ・ファースト・コンサート」に寄せたお祝いの言葉が、コンサートのプログラムに掲載されていましたので紹介いたします。

 『第3回東京音楽祭で大賞を獲得して間もないルネ・シマールがまた来日することになって本当に嬉しい。
 7月の短い滞在中に、ルネは幾百万日本人の心を捉え、ほとんど一夜のうちに国中で有名になった。
 今回ユニセフ後援のために開かれる大阪および東京での一連の公演においても、ルネは日本の大衆にあたたかく迎えられることを確信するとともに、彼の今後の来日につづいて多くの芸術家の来日を希望するものです。』


※過去ログ「ルネ・ファースト・コンサートに寄せて」
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/22.html
             
            パーティーで歌うルネ
       シャンタルさんの"MUSEE SIMARD"より

 カナダ大使館で行われた建国記念パーティーの様子は、「スーパー・アイドル ルネ」の「ルネ・シマール物語」でも紹介されています。

 グランプリを受賞したルネに対して、カナダからは、大統領自らの祝電が送られました。また、日本のカナダ大使館も、その建国記念日の7月1日のパーティーに、ルネ・シマールを招待しました。これは、大使館始まって以来の出来事です。大使をはじめ、多くの大使館関係の人々の中で、ルネは「ミドリ色の屋根」を歌いました。「天使みたいよ」思わず大使夫人の口からこんな言葉も出ました。少しも憶することなく、そして、小さな紳士よろしく、大使夫人と握手しました。

※過去ログ「ルネ・シマール物語⑨天使の声」
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/50.html

       Passion Rene et Nathalie Simard より

 余談ですが、カナダ大使館には、東京音楽祭を含む、ルネの「1回目の来日」の様子を紹介した『小さな大使』という16㎜フィルムが所蔵されています。ちなみに、こちらはカナダで放映された映画”Rene Simard au Japon”とは別に製作されたものです。

※過去ログ「カナダ大使館蔵「小さな大使」」 
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/8.html
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