柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

終活セミナー終了 12回、300名受講者でした 

2023年12月17日 | 終活セミナー

多摩センターで毎月実施していた終活セミナーは今年1月に始まり、昨日12回目で終了しました。

今までになく、私の思い通りの終活講座が1年間を通じて行えたのは今回が初めてです。

企業、行政からの依頼は単発や数回限定の終活セミナーで時間も短く内容にも制限があり終活が根づくには無理があるでしょう。

 

終活の基本は「エンディングノート」ですが、エンディングノートを書くためには各項目の内容をしっかり学んでいただく必要があります。

今回実施した終活セミナーの演題は

① 腑に落ちた「エンディングノートの書き方」 ~自分にも、家族にも役立つエンディングノートとは~

② 家族が一番知りたい項目「自分のこと」 ~亡くして気づく後悔「聞きたかった親の生きざま」~

③ 「介護」は人任せにできない時代 ~独居、忙しい家族、介護費用を考える~

④ 高齢者所帯、おひとり様必須「認知症対策」 ~判断力のある今しかできない認知症の備え~

⓹ いざとなっても慌てない「お葬式」の話 ~葬式は高額なのになぜ即決?なぜ言いなり?~

⑥ 「お墓」の終活 ~今どきのお墓、終い方、新しい供養~

⑦ 改めて考える「自分のお金」 ~財産の洗い出しと平均寿命までの生活費用は?相続は?~

⑧ 「自分らしい終末期」を自分で準備 ~医療情報や延命治療、アドバンスケア・プランニングってなに?~

⑨ 誰もが体験する「看取り」を学ぶ ~死は怖い?苦痛? 安らかな看取りとは~ 

⑩ あなたや友人にも訪れる、家族を失う悲嘆「グリーフ」 ~大切な人を失った時、どう乗り越える? どう支える?

⑪ 遺品整理、生前整理 「荷物の片づけ」 ~無理なく、無駄なくできることから始めましょう~

⑫ 「人生の充実期」を迎えるために ~住まい、生活、お金、人間関係の整理~

以上の項目を90分かけて毎月お話しさせていただきました。

 

主催は多摩センターにある訪問看護ステーション「はーとふる多摩センター」で、営利目的ではなく「おとなの学校」というテーマで地域住民にカルチャー(太極拳、ストレッチ体操)と終活塾(終活講座)の提供をして地域高齢者の安心、楽しみ、の場を作ることを目指してきました。

私が終活塾を受け持ちましたが私の企画を受け入れてくださり、何の制約もなく実施してくださったことに感謝するばかりです。

毎月、手作りのチラシをポスティングしてコミュティセンターのホールに収容できる~30名の集客に尽力されてくださいました。

1年間で延べ人数ですが300名近い受講者が終活セミナーを参加してくださったことに、私自身が驚いています。

半数近い常連の受講生がいたことも嬉しい事でした。

 

終活に関心を持っている高齢者は確実に多くなっています。それも前向きに取り組もうと動き始めています。

終活の講座は多々ありますが、聴き手は一般的な知識としては受け止めますがその先に発展しにくい現状が見えます。

エンディングノートを書きあげたり、終活に取り組む行動が見られません。

 

私のライフワークは「多くの方がエンディングノートを書く」啓蒙です。

今回の終活塾ではその手応えを感じることが出来ました。私は各専門家を講師に招くことはしていませんが、幸いにも葬儀社としての知識や遺族会からの声が基礎になり、私自身が高齢者として介護や看取り、家の売買、おひとり様の見守りなどの体験した事を伝え、終活の大事さを見の周りの現実として話してきました。それが受講者の同感を得やすかったのかもしれません。

毎月、同じ席に座り熱い視線を送ってくださる受講生は私の励みでもありました。

こんないい機会を得られたことに感激をしています。

 

1月は、講師から受講された方に感謝を込めて親睦会を、2月には終活をもっと現実のものと受け止めるために各分野の専門家による無料相談会を計画しています。基礎知識があるからこそ「自分の場合だったら?」という具体的な相談ができるのではないでしょうか。

「終活のための無料相談会」の開催は終活セミナーの集大成として、私自身が皆さんの終活をエンディングノートに書きあげる結果を見たいと思ったからです。


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