カラスは30種類の鳴き方で意思疎通を図っているとか。
確かに!と思える場面を何度も見ています。
ゴミの収集所で数羽のカラスが協力してカバーの網を持ち上げているし、餌があるところは教えあっているようです。
危険も察知すると、警告のような鳴き声が続くのを聞くことがあります。
圧巻だったのは、以前住んでいた家の前に留守がちの家があり、その庭に桃の実がぎっしりついて食べ頃になったときのカラスの行動です。
いやに騒がしいので窓を開けると、その家の周囲をカラスが何百羽と囲んでいます。やがて順番に桃の木に群がって身を食べて他のグループに交代し始めました。どのカラスがリーダーなのか見当もつきませんでしたが、見事に統率が取れています。
何のトラブルもなく、20分ほどで桃の実は完全に無くなりました。カラスと目が合うと怖いくらいの気迫を感じましたが、窓を細目にあけ見続けてしまいました。
あの光景は今でも忘れられません。
ご近所の奥さんは、カラスが悪戯しないように、よくカラスに話しかけています。
どうやら説得は届いているらしく困りごともないみたいです。