柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

空き家対策の一助に古材を活用

2023年07月03日 | 終活セミナー

空き家問題は日本全国に及んでいます。

地方では古くてもしっかり建てられた空き家が多くあります。

人が住まない家屋は生気がなくなるのか、すさんでいくのが早い気がしますね。

屋根の一部が崩れれば、家もその中に存在する建材もすべてが朽ち果てていく運命です。

松江市のシンクタンクが古材を活用する事業に乗り出した、との記事を見つけました。

家屋そのものを再利用するのではなく、梁や柱、床板などの古材を家具や現代風の内装用建材に加工して販売をする試みだそうです。

古い家や商家などでは今では手に入らない建材が使われおり、近年の木材価格の高騰で古材が注目をされ空き家問題解決の一助になれば、と書かれていました。

 

余談になりますが、

代々、魚屋さんの商いをしていたご主人の葬儀に携わった時、店の奥で立派な看板が置かれているに気がつきました。

見るからに風格ある看板で、ご主人は店先に置かずに大切にしまっておいたのでしょう。

先代からご主人の人生を見守て来たこの看板に最期の見送りをしてもらいたく、葬儀場の寺院に運び飾った経験があります。

 

身近に使われてきた伝統の価値にも、多くの人が気が付いてくれるといいですね。


カラスは会話ができるらしい

2023年07月03日 | 終活セミナー

カラスは30種類の鳴き方で意思疎通を図っているとか。

確かに!と思える場面を何度も見ています。

ゴミの収集所で数羽のカラスが協力してカバーの網を持ち上げているし、餌があるところは教えあっているようです。

危険も察知すると、警告のような鳴き声が続くのを聞くことがあります。

圧巻だったのは、以前住んでいた家の前に留守がちの家があり、その庭に桃の実がぎっしりついて食べ頃になったときのカラスの行動です。

いやに騒がしいので窓を開けると、その家の周囲をカラスが何百羽と囲んでいます。やがて順番に桃の木に群がって身を食べて他のグループに交代し始めました。どのカラスがリーダーなのか見当もつきませんでしたが、見事に統率が取れています。

何のトラブルもなく、20分ほどで桃の実は完全に無くなりました。カラスと目が合うと怖いくらいの気迫を感じましたが、窓を細目にあけ見続けてしまいました。

あの光景は今でも忘れられません。

ご近所の奥さんは、カラスが悪戯しないように、よくカラスに話しかけています。

どうやら説得は届いているらしく困りごともないみたいです。