38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

里芋、収穫開始。

2007年09月08日 | 農と暮らしの日記
里芋。まだ試し掘りのような感じですが。
セットに入れる野菜がちょっと品薄(季節が終わったものと、まだまだ先は長いのに小休止しているもの)のため、数日前からさつま芋を掘っているのだけれど、それでも足りず、新生姜を入れたり、そして今日は里芋を掘って入れた。株自体が小さいのや、孫芋など写真のような小粒のを集めて、晩ごはんはわが家も「衣かつぎ」。



今朝も5時過ぎから収穫開始。
土曜恒例になった感のある”援農”Sさんも寝坊しつつ6時には到着、またまた大助かりの朝である。上記の里芋掘りまでやってもらって家に戻り、朝食をはさんで今日は出荷にも一緒に行ってもらう(というか、Sさん運転のクルマに載せてってもらっちゃいました)。

戻って午前中、ピーマン畑の除草。
Sさんが来たらやろうと思っていたのだ。有機農業の神髄を体験してもらうには、こういう舞台を”意図的に”確保しておくことも大切(無意識に確保しておくと迷惑?)。まあしかし、とにかく茶色い地面が見えてひと安心である。僕はともかく、当のピーマンはきっと大喜びしていることだろう。>くれぐれもSさんによくお礼を言っとくように。



午後、育苗の種播きをまた少し。
白菜その他のアブラナ科いくつか、レタス類など。夕方、しっとりした雨が降る。降らない降らないと思っていたけれど、いつの間にか「雨の九月」に入っている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オクラは空へ、台風は東へ。

2007年09月07日 | 農と暮らしの日記
赤いオクラの丈がおそらく2mを超えている。
赤オクラは2品種育てていて、もう一方は普通の緑のオクラと同じくらいの高さなのに、なぜかこっちだけが最初からぐんぐん伸びて、やっと収穫が始まった頃にはもう顔くらいの高さに最初の実がついていた。以後も節間が長く伸び、たいして収穫してないのにこの高さ。毎朝、茎の途中を引っ張って倒し、なんとか実の付け根にハサミを入れている。



木、金と野菜セットの出荷多数。
多数といっても”相対的に”ということで、毎週、各週、月一回、臨時……などリズムの異なるお客さんがたまたまここで合唱してしまった奇数蝉みたいな2日間。

というわけでblogもまとめ書き。
木曜午後は天気が不安定なこともあり、机しごと中心。金曜午後はさつま芋掘りと人参の水やりなど。夜、まあまあの雨。やはり水やりすると雨が降る。今日は久しぶりに里芋畑にも水を入れたのに(入れたから?)。



台風9号は6日(木)深夜に神奈川に上陸、首都圏から本州を縦断。
当地にも多少の風雨があると思っていたが、気温が上がっただけだった。

このごろ、一週間が速い。
日曜になると、また山下達郎か、スーパードライか、福山雅治かって感じ。この週末は空模様を見つつ、あれこれ秋の畑の準備を進めることになる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋刀魚と生姜ごはん。

2007年09月05日 | 農と暮らしの日記
今年の”初”秋刀魚。
昨年より1週間早いけれど、生姜ごはんと一緒なのは同じ。だけど、僕は忘れていたが、薫に聞くと、今年のはしょうゆ味で、昨年のは塩味だったんだそうだ(…と書くために昨年のblog見たら、タイトルが一緒だった……)。奥に見えるのは茄子と干し海老の炊いたん。僕は生の海老の殻つき、髭つきのと一緒に炊くのが好きなんだけれど、渚が海老の炊いた匂いが嫌いらしく、干し海老がせいぜい。



今朝もいつも通りの5時過ぎ収穫開始。
8時半、スーパー出荷分も持って毎月恒例の商店街「五日市」に薫と出かける。幸い水曜なので個人の野菜セット出荷がなくて助かった。残暑が厳しいせいか、人出はまばら。それでも8月より売上はあったようだが、そんな気のしない”余裕のある”出店。お隣の芋けんぴ屋さんもいつもより暇そうだ。行列でお散歩の幼稚園児たちにも「野菜どうですか~」と声をかけ続けたが、みな小首をかしげて通り過ぎるばかり。

予定通り正午に撤収。
家に戻って昼食後、冬の太葱の除草、中耕、土寄せ。その後、いずれもこの秋初めての小蕪、芥子菜、春菊を少しずつ直播きする。



<本日の野菜>*五日市での販売。
茄子、ピーマン、ししとう、オクラ、ゴーヤ、空芯菜、さつま芋、新生姜、じゃが芋。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月の雨、畑に優しく。

2007年09月04日 | 農と暮らしの日記
またまた、まとめ書きです。9/2(日)~4(火)の3日分。
各日とも朝5時~5時半頃に収穫開始、午前中は出荷中心です。



9月に入り、雨が少しずつだけれど、降るようになった。

9/2(日)
日曜なのでスーパー出荷のあと、午前中時間あり。本来は市青年農業者協議会の超重要イベント「第12回?かかしコンテスト」に行かなければならなかったのだが、日中あちこち出入りの予定があり、市内とはいえクルマでちょっと走らなければならない会場に出向くことができず、その代わり、にはならないけど、せめてもの罪滅ぼしに、同協議会で栽培してるさつま芋の除草を1時間半ほど(たまたまこの畑がうちの畑のすぐ側なので)。全15列ほどのうち、すでに終わっている10列に加えて5列を終了、残り5列となった。それにしてもマルチをはってあるさつま芋畑の除草は楽だ。畝間の谷の部分だけ引っこ抜いていけばよいので、うちの畑の除草の労力のたぶん5分の1くらい。

途中、薫と、大根と小松菜の寒冷紗張り。
大根は支柱でトンネルにして張り、小松菜は支柱なしのベタ掛け。いずれも芽が出始めていて、もう蝶が卵を産みつけてしまったかもしれないが。

午後、水を入れながら田の草とり。
隣の方の田んぼとの間の畦畔際に残る草を鎌で刈る。同じ品種で、田植えはたいして日が違わなかったと思うが、分蘖の数、穂の出具合が明らかに違う。肥料不足か、水不足か、それとも草のせいか……。まあ隣と比べるのではなく、去年と比べて遜色なければOKとしたいところだが。それも怪しい?

夕方、うちのさつま芋の収穫開始。
草はまあまあ処理できたので、その後の成育環境は悪くないはずだが、5月下旬植えなので、まだ早すぎるのかもしれない、芋(べにあずま)の大きさはまだまだの感じ。ではあるけれど、野菜セットの品目が少し心許なくなってきているので、しばらく”初もの!”を謳ってセットに加える予定。

日没前後、人参の水やり。



9/3(月)
出荷後、午前中トマトの片づけの続き。空芯菜などの除草。午後、小学校横のいくつかの畑にトラクタ(秋冬野菜の準備)。夕方、さつま芋掘りをまた少し。日没前後に人参水やり。発芽が始まった畝の寒冷紗を外し、あとで播いて発芽待ちの畝に掛け替えてから。約1時間の作業だが、水の量はかなり少ないはず。計算してみたら、条播きにした2mあたり1リットル。つまり、20mにポリタンク1本分。

日暮れて家に戻り、晩ごはん。
7時半を過ぎていたが、2学期が始まって翌朝も早い子どもたちも待っていてくれ、ささやかな一家団欒。とそこへ、雨の音。しかも、かなりしっかり降ってきた。「水をやると雨が降る」という師匠・相原成行さん(神奈川・相原農場)の言葉どおり。なんとなくそれは頭にあり、でも今日はとくに、戻って家に入る前に、いつもは開けっ放しの軽トラの窓を閉めておいたのだ。まあとにかくこれで、明日は夕方の水やりなしだ。



9/4(火)
出荷のあと、昼まで人参の草とり。8月上旬に播いてほとんどは草に埋もれてトラクタで潰してしまったが、1畝だけ残しているところ。ここは何が何でも草をとる(というわりには、いつまでも草だらけだが)。

午後、育苗の種播き。白菜とレタス類をいくつか。夕方、空芯菜ほかの除草をしていると、雨が降り始める。昨日ほどの本格的な雨ではないが、すぐに止んでも夜の雨なので乾いてしまう心配がない。これでまた、明日の水やりも不要だろう、とても助かる。それにしても、こういう雨が8月に何度か降っていてくれれば……と思わずにいられない。

明日(9/5)は恒例の商店街「五日市」。お時間のある方、お立ち寄りください。

<本日の野菜セット>(例)
茄子、ピーマン・カラーピーマン、ししとう、オクラ、ゴーヤ、空芯菜、つるむらさき。在庫から、さつま芋、じゃが芋、かぼちゃ。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

待望の雨、発芽続々。

2007年09月01日 | 農と暮らしの日記
写真は今日、大根の発芽。
この数日またブログ更新をさぼってしまってました、写真がなかったもので……。なのでまた、ここにまとめ書きします。いずれも午前中はいつも通りの収穫、出荷でほぼ費やしているので省略。なお、この期間中のニュースといえば、もちろん、「雨!」です。



8/28(火)
午後、また人参を播く。
草に覆われたため潰してしまった畑に代わって1週間前に播いた人参も、毎日の水やりにもかかわらず畑が乾きがちで1週間たってもまだ発芽の兆しが見えないし、いずれにしてもまだ量的に不足しているので、今日は20m×4条×6畝ぶんと、40m×4条×2畝ぶんを播く。時間不足のため、夕方の人参水やりなし。

8/29(水)
野菜セットのない日なので、午前中からトラクタで秋冬用の畑を耕耘していたら、雨が降り始めた。大粒なので量的にはたいしたことがない気がするけれど、23日の朝にさらっと降って以来、その前は14日午後のにわか雨、さらにその前は5日の雨以来。これくらいの雨なら、トラクタも問題なく耕耘できる。
夕方、畑が少し乾いてきたので別の畑にトラクタを入れて整地、畝立て後、今季初めての大根を播く。人参の水やり休止。

8/30(木)
午前中、出荷の帰りに加茂川上流の兎之山(とのやま)地区にある陶芸の「青葉窯」へ。夏休みに子ども会がおじゃまして指導してもらった作品の受け取り。
午後、畑の草刈りのあと、今季初めての小松菜を少し播く。畑はまだ湿っているので、3日続けて、人参の水やりは休み。

8/31(金)
朝5時頃から1時間ほど小雨。午後、あちこちの除草(手除草と刈り払い機と)。日没前に、今季初めてのほうれん草を播く。日暮れて帰宅後、また雨。なんとなくそんな気がしたから播いたのだ。ばっちり、ばっちり。

9/1(土)
朝の収穫に5時半から市内のSさん、久々の援農。オクラが昨日までの豊作から一転、半分以下の収量。少し涼しくなった気温のせいか? 出荷後、Sさんとトマトの片付け。少し早いけれど、もうほとんど収穫が見込めないので、面倒な作業は時間のあるうち(それと人手のあるタイミング)にやってしまうことにした。ひとりだとなかなか手をつける気になれない作業も、ふたりでやってみたら意外と早い。
昼はそのままSさん宅におじゃまし、本物の竹を割った「特製そうめん流し」を楽しむ。夏休み終了間際ぎりぎりセーフだ。帰路、S家の美しい田んぼも見せていただく。これなら草取り援農は必要ない(当たり前だ)。戻ってあちこちの草刈り。
日没前、ようやく21日播きの人参発芽を確認。まだパラパラだが。ついでにのぞいた大根も発芽済み(写真)。




というような夏休み最後の1週間。
ようやく、ようやくの雨で、少し視界が開けた感じ。でもまた明日からは晴れのマークが続いている。東から来ている台風が雨だけ降らせてくれるようならよいのだが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする