38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

残暑と初秋、往きつ戻りつ。

2007年09月09日 | 農と暮らしの日記
葉山からコロッケが届いた。
神奈川・三浦半島の小さな町は藤田家族の先住地で、この葉山コロッケはうちの近所にあり、(ごくたま~にですが)食卓に載っていた。

先月、はるばる遊びに来てくれた元・ご近所さんからの宅急便。
ちょうどいい!ということで、薫がうちのさつま芋をボール型のコロッケにして、一緒にいただいた。懐かしの味、ごちそうさまでした。折しも昨日、おとといは彼の地の夏祭り。御神輿が浜から海に入ったり、隣の校区から子供たちのお囃子の屋台がやってきたりと、大にぎわいで夏を名残惜しむ。そうだ、夜は海岸まわりのバスが御神輿の”練り”のために全然動かなくなるんだ、思い出した。



日曜で野菜セットはなく、スーパーのみの出荷。
収穫ついでに、ようやく芽の出そろった人参の条間に三角ホーを滑らせて除草、中耕。昼までトラクタ、管理機と機械を動かし、小松菜、小蕪、芥子菜、ほうれん草を少しずつ播く。

昼食後、おそらく最後になる人参も播く。
里芋をまた少し掘り、家に戻ってひと休みしていたら大粒の雨。ということもあり、夕方、市街に出る。消化器病学会の市民講座というのがあり、何人かのお医者さんがリレーで講演するのだが、なぜかその合間に「だんじりを楽しむ」という西条祭り迫る!企画みたいなのがあり、それだけを聞いた。わざわざ聞きに行ったわけではなくちょっと用事があったのだったのだけれど、この講師、佐藤秀之先生はちょうどいま地元・飯岡小学校の教諭でもあり、僕が中学生くらいの頃、佐藤先生がまだそのとき学生だったかとにかく若いのに「伊曾乃祭礼楽車考」(だったかな)という本を著し、うちにも2~3冊あって隅から隅まで読んだものだが、どこかに行ってしまった。たぶん実家にはあるはず。

帰宅してまだ明るいので、大根を少し播く。
ついでに明朝ぶんのオクラを少しとる。いま野菜は基本的にすべて朝どりしているのだけれど、今日は野菜セットがなくて、だけどスーパーに何袋も出すほどの量がなさそうだったのでオクラはとらなかったので、夕方大きめのをとっておき、明朝また大きくなったのを追加でとっておくことにした次第。野菜セットがまた明日は少し多い日なので。



日暮れ近くなり、急いで戻って晩ごはんは冒頭のコロッケなど。
さきほどの「だんじり」講演を家族みんなに”伝達講習”する。聞いた話をすぐこうやって人に話すと、自分自身にしっかりとその内容が刻み込まれる。何かをちゃんと覚えておきたいとき、記憶に残したいときは人に話しておく。この数年、わりとそんなふうにしてる気がする。とにかく僕の記憶力はひどいので。

今日9月9日は重陽の節句。
先述の佐藤先生によると、旧暦の9月9日はかつて、祭りの太鼓を叩き始める日。伊曾乃神社の祭礼(現在は10月15~16日)は旧暦9月14~15日だったそうだ。ということはやはり、稲刈り後だったのだろうか。とすると豊作祈願ではなく、御礼の祭りということになる?



来週はもう9月も中旬。
ここからは数日の遅れが1週、2週の遅れにつながると言われ、うっかりすると寒さのリミットに間に合わなくなることになる。いつにも増して「早め、早め」の動きが求められる1週間になりそう。
コメント
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