38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

終戦の日、また種を播く。

2012年08月15日 | 農と暮らしの日記
この秋冬の葉菜の育苗場所を作った。
家の南側、日よけのすだれの内側にコンテナを並べ、その上に播種済みのセルトレイを並べ、虫よけの寒冷紗をトンネル被覆してできあがり。代々の農家であれば、たとえば「欅(けやき)の木陰」などの「半日陰」があってそこが育苗に最適な場所となるわけだけれど、うちは住宅地の普通の家なのでそれは望めず、とりあえずはこんな感じで。もう少し気温が低くなり、また雨が降る季節になれば、軽トラの奥に見える温室に遮光シートを張って雨よけの育苗ができるようにする予定。



水曜、終戦の日。ほぼ終日の晴天で、蒸し暑さのなかに、お盆らしい涼風もたまに吹く一日。

朝:6時頃から収穫、7時半過ぎ戻り、朝ごはん。
渚は昨日から僕の実家に従姉妹たちとお泊り、真は昨夜バレーの練習があったから泊れず、今朝自転車で合流。

午前:荷造りして9時前後に市街スーパーフジグラン西条に出荷。
戻って畑に出、「夏の葉もの3兄弟」の畑の草とり。つるむらさき、空芯菜、モロヘイヤはこれからが本番で、雨上がりの今日が草むしりの最適期。これを逃すとあっという間に草に埋もれてしまい、予定通りの収穫ができなくなってしまう。
お昼になり、薫が毎日除草中のさつま芋の畑に行って、畝間に残った草を刈り払い、帰宅して昼ごはん。

午後:14時頃から、秋冬葉菜の種播き2回目。
ブロッコリィ、茎ブロッコリィ、キャベツ、赤キャベツを少しずつ。そのセルトレイも含めて、冒頭の育苗場所に収めて水やりして作業はひと段落。

夜:今日は早めに19時頃から晩ごはん。
渚は今夜もおばあちゃん、おじいちゃんちで不在、真はごはんが済んでから今夜はお友達の家に行ってそのまま泊まり、明朝早くからデイキャンプに連れていってもらうそうだ。



67回目の終戦の日。
正午の黙祷は畑で草刈りの手を休めて。野田首相の挨拶に、「我が国の安定と発展を願い続けた戦没者のためにも、私達は、東日本大震災からの復興を通じた日本再生という使命を果たしていかなければなりません」というのがあったけれど、震災復興への誓いと不戦・平和の誓いとは別の次元のものだと思う。どちらもそれぞれに極めて重いものであり、こんなふうに言われるといずれもが軽々しく扱われている気がしてしまう。
コメント
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