tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

大晦日に母の味を・・・

2014-12-31 17:23:21 | 日常雑感
12月31日(水)
風も無く静かな大晦日です。
天気予報では、これから大荒れになると予報しておりますが、元旦のお天気が気になります。

大晦日。
今頃になって、我が家唯一のフローリングの掃除です。
一通り掃除をしてから、数か月前にやったワックスがけをしましたが、これがかなりの重労働で、いささかくたびれました。

   

   母直伝の味

我が家では、1月に入ると直ぐに初釜の料理を始めますので、おせち料理というものを作らずにおります。
それでも、この、母直伝の料理だけは必ず作ります。

材料は、鳥のささみ、糸こんにゃく、そして香りづけに柚子だけです。
糸こんにゃくを3~4センチに切り、細かく切ったささみを胡麻油でよく炒めます。

鶏肉に火が良く通ったら、塩と胡椒で味を調えて、細かく切った柚子を混ぜれば完成です。
手早な母が暮れの忙しい合間にサッと作ってくれた母の味です。

   

   一番

11月から炉の季節に入り、床の間の花も椿に変わりましたが、この2ヶ月の間で、私自身で選んだ花です。
万作の照葉に白玉椿を添えました。

今年1年ご訪問下さいました皆様に、こころから感謝申しあげます。
また、来年もつたないブログではございますが、大勢の皆様にご訪問いただけるよう、心して書いて行きたいと思っております。

1年間ありがとうございました。
どうぞ、よいお年をお迎えください。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お正月の飾りつけも・・・

2014-12-30 17:26:13 | 日常雑感
12月30日(火)
今頃の時期にしては、暖かかったのでしょうか、少し真剣に動き回ると汗ばむようでした。
押しつまって参りましたが、今日も朝からお掃除です。

同じ掃除でも、庭の掃除や、窓ガラスの掃除といったものではなく、慣れた茶室の掃除ですから、結構楽しみながらやっておりました。

   

   掃除が終わって

電気の笠や扁額など高い所から始め、今まで使っておりました、12月用の茶碗や水指、そして、軸などをしまいました。
新たに出したものは、正月用の軸や炉縁、釜などで、床の間は、軸、香合、蓬莱飾りなどいつものように設えました。

      

   床の間を飾る道具

飾り付ける道具ですが、初茶会で使う道具です。
待合の軸、本席の軸、香合など、あれこれ考えますが、我が家にある道具ですので、とっかえひっかえしながら、目先を変えてやっております。

そろそろ底を着きそうです。
鶴、亀、松ばかりではつまらない・・・。

      

   ビデオ撮影

昨日の事ですが、午後7時から、ある団体の納会のビデオ撮影を依頼されましたので行って来ました。
100名くらいの納会ですが、皆さん楽しそうに食べたり飲んだり、おしゃべりをしたりと、それぞれ楽しんでおりました。

45分くらいの撮影でしたが、宴会場での撮影は、賑やか過ぎて撮影には向いておりませんが、主催者の方からの依頼では仕方ありません。
目的の撮影が終わった時点で、逃げるようにして帰って来ました。

長時間立っておりましたので、何となく腰が痛いような気がしないでもありません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水屋の仕事をすべて覚えられれば・・・

2014-12-29 15:19:50 | 茶の湯
12月29日(月)
朝の雨も上がり、穏やかな年の瀬の一日が暮れよとしております。
外回りの掃除もひと通り終わりましたので、今日からは家の中の掃除です。

そして始めたのが水屋です。
茶室には水屋は無くてはならないところです。

      

   水屋

掃除の基本通り上から始めましたが、水屋の棚にはそれ程多くの道具が並べてあるわけでもありませんから、直ぐに終わってしまいました。
我が家の水屋は、大工さんも、これほど大きな水屋を作るのは初めてだったこともあり、その作業中は、ずっと付き切りであれこれ注文する事が多かったのを覚えております。

簀子は竹できた消耗品ですので、そろそろ変え時かと思っておりますが、中々できません。
冬の内は、「暖かくなったら・・」暖かくなると「もう少し涼しくなったら・・・」と、こんな言い訳を自問自答しながら数年が過ぎております。

来年こそは、暖かくなったら、簀子を替えて、ここに掲載したいと思っております。

   

   淡交テキスト

淡交誌に同封されて送られてきた「淡交テキスト」です。
内容は、「稽古場で学ぶ 水屋のしごと」で、お茶を嗜む人すべてが学ばなければならない水屋の基本を一年間通して勉強させてくれそうです。

水屋の仕事は、出来そうで出来ないもので、お茶会でも、水屋がしっかりしていれば、スムースに運びますが、不慣れの人ばかり集まって、人数ばかりそろえても、中々上手く行きません。

前にも書いたような気がいたしますが、よく、「何もできませんので、水屋でもお手伝いさせていただきます」何て云う言葉をよく耳にしますが、何も出来ない、解らない人には、手伝ってほしくないと思います。

茶碗ひとつ拭くにも、ちょっとしたコツがあり、唯やみくもに拭いても、水気をさっぱり拭ききれませんから・・・。
やみくもに力を入れて拭くと、茶碗が割れることもあります。特に、楽茶碗などは・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

折れてしまった侘助が・・・

2014-12-28 18:00:41 | 日常雑感
12月28日(日)
年の瀬の静かな一日が終りました。
家の周りの掃除も終わり、年賀状も出したので何となくホットしております。

今朝の寒さはこの冬一番だったと思います。
我が家でも暖房の無い部屋は0度を記録しておりましたから・・・

   

   数寄や侘助

冷え込んだ朝ですが、風の当たらないところに植えてある数寄や侘助が咲いておりました。
今年二月の大雪で、中ほどからポッキリと折れてしまいましたので、今年は諦めておりましたが、幾つか蕾を持って咲き始めました。

この侘助も早くから咲き始める種類ですので重宝しておりましたが、あの大雪です。
丁度、屋根から雪が落花するところに植えてあったのが災いして、大量の雪に押しつぶされてしまいました。

1週間くらい経ってから掘り出しての救出でしたので、折れてしまった木は如何ともしがたく、折れた箇所をきれいに切り取って、膠に変わる墨汁をたっぷり塗りこんで置きました。

そのお礼なような蕾の数です。僅かに3個の蕾です。
もったいなくてとても切れません。

   

   蹲も

正確な気温は分かりませんが、この冬初めて蹲が凍りました。
僅かに流している水が氷柱になっておりましたから、よほど冷えたのでしょう。

蹲が凍ると小鳥が来なくなります。
小鳥たちにとっては良い水飲み場になっているのでしょう。

入れ替わりに来て水を飲んだり、中で羽を洗ったりして遊んでおります。
一度凍りますと、日の当たらない蹲は、春先まで氷が溶ける事はありませんから・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蹲には母と先生の思いが・・・

2014-12-27 17:31:24 | 茶の湯
12月27日(土)
朝から穏やかな一日でした。
今日からずうっとお休みの方がたくさんいると思います。

昨日、明日はこれをやろうと自分で計画しておりましたが、すべて上手く行き、気持ち良く一日を終える事ができました。

   

   蹲

5月の初風炉の茶事以来、蹲の本格的な掃除はしておりませんので、海と云われるところから、石を取り出して水洗い、そして、海の掃除をするわけですが、半年でこれほど埃と砂が溜まるのかと思いほどです。

取り除いて水洗いをして、石を海に戻す訳ですが、石の量が多いいため重労働になります。
綺麗になった蹲で、良い年が迎えられると思います。

この蹲は母遺愛の手水鉢で、長年母が楽しんでいたものですので、私どもが、茶道教室を開く時にここに据えました。
据える時は、東京から先生が来て下さり、位置をしっかり教えて下さいました。

そんな蹲ですので、掃除をするたびに、母や先生の思い出しますが、その思いもたくさん詰まった蹲ですので、大事にして行こうと思います。

   

   白侘助

今日の予定は、蹲の掃除、終わったら窓の掃除、そして外待合の掃除というものでしたが、すべてクリアー・・・手を抜いたわけでもありませんが予定通りでした。

寒さ対策の完全防備であっちこっちと庭中をうろうろしておりましたら、角の奥の方で白侘助が咲いておりました。
早くから咲いておりましたから、とうに終わっているとばかり思っておりましたが、私の方を向いて咲いておりました。

今日のブログに載せるからと話しかけながら撮って来ました。
小さな花ですが、純白の花びらはいつ見ても綺麗です。
今シーズンはこの花が最後のようです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お家元の巻頭言は・・・

2014-12-26 17:53:25 | 茶の湯
12月26日(金)御用納め
今日も朝から冷たい北風が吹いておりました。
寒い寒い一日でした。

こんな日ですが、比較的風の弱い午前中に、予定通りお勝手の水回りやレンジフードなどをピカピカにしました。
昼食を済ませて、正月用の買い物です。

これが仕事をしているより疲れる・・・。


   

   淡交1月号

淡交社から1月号が届きました。

お家元の巻頭言に、次のような事が記載されておりました。
茶の湯の稽古は割稽古から始まります。それは、割稽古が全ての基本であるからです。

帛紗捌きばかりではなくお辞儀や歩き方など、割稽古で身に着ける基本の所作がしっかりしてこそ、自分の「構え」が定まるのです。
割稽古で身につけた構えはあらゆる起居動作の基本となり、心にゆとりも生まれます。
何事も基本が大切であり、基本なくして応用へは進んでゆけません。(中略)

近頃は、何事も基本を繰り返し学ぼうとする姿勢が疎かにされがちです。(中略)
基本の反復無くして構えを確たるものとすることは出来ません。
今一度、基本の大切さを見つめなおし、確かな構えを身につけるべく日々の稽古に励んで頂きたいと存じます。

基本の大切さを繰り返し述べております。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

露地の掃除にも機械を・・・

2014-12-25 17:18:51 | 日常雑感
12月25日(木)クリスマス
今日はクリスマスです。大勢皆さんが楽しんでいる事だと思います。
天気予報では強い風が吹くという事でしたので、午前中の静かな内に、水を使う仕事をしてしまおうという事で、高圧洗浄機を持ち出して、門の外、そして露地をきれいにいたしました。

      

   きれいになった敷石

お稽古日の度に一応は掃除をしておりますが、ひと夏超えた敷石は、うっすらとコケが付いております。
埃とコケですから、かなりしつっこく付着しておりますから、以前は、金タワシで一日がかりで、ゴシゴシとやっておりました。

歳と共に辛くなり、とうとう、あのかん高い声の社長の通販会社から、高圧洗浄機を購入してしまいました。
宣伝をするつもりはありませんが、驚くほど綺麗になります。
しかし、いくつかの欠点はあります。

1、エンジン音が大きいため、住宅密集地ではご近所迷惑になくかも知れません。
2、御影石ですから、比較的柔らかいため、高圧の水がかかると細かい砂状になった石が水と一緒に飛び散ります。

それ等を差し引いても、少しの労力で、あれだけ綺麗になりますから、余りあるという事になってしまいます。
敷石が薄くなって無くなった・・・なんて事は考えられません。

   

   青空

午前中の空ですが、少しずつ雲が多くなってきております。そして、予報通り、風が吹き始めて来ました。
でもその頃は、ほとんど終わっておりまして、後は道具を片付ければ終了です。

露地も見違えるようになり、文明の利器の凄さを改めて感じさせてくれました。
金タワシで敷石を洗っていた頃は、2個の金タワシが坊主になるようでしたから・・・。

そして、午後はお茶を飲みながら、年賀ハガキを書いております。
まだまだ、道半ばですが・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花の命を永らえる・・・

2014-12-24 17:50:58 | 徒然日記
12月24日(水)
遠くの山々が真っ白な姿を見せており、雲ひとつなく、そして風も無い穏やかな一日でした。
クリスマスイブという事ですが、楽しんでいる方も大勢かと思います。

   

   曙椿

先週床の間に生けました「曙椿」が、いつ開いても良い状態でしたが、今日やっと開き始めました。
床の間ですから、冷たい風にも当たらずにおりましたから、花びらもピンクをそのままに、綺麗に咲きました。

庭に植えてある椿は、よほどの条件の良い枝でないと、花びらが風にあおられて茶色くなってしまいます。

      

   曙の蕾

この蕾が開いたのですから、予測していたとはいえビックリでした。

先生がお元気でいた頃、お稽古に通って行くのに、必ず花を持参して行きました。
始めの頃は、自分の都合に合わせて、持って行ったり、行かなかったりという事もありましたが、先生の喜ぶ姿を見るにつけ、行くたびに持って行くのが習慣になっておりました。

その花も、土曜日のお稽古の人が、自分のお稽古のために持って帰ったそうです。
私の持って行った花が、木・金・土と三日間先生の稽古場に飾られ、その花が、また、どなたかの家に持って行って飾られていたのです。

炉の頃は、椿と枝物ですから、それほどの手入れは必要ありませんが、風炉の花は、大変だったと聞いております。
持って帰った人は、その花の命をいかに永らえるかと、花に霧を掛け新聞紙にくるみ、さらにその新聞紙に霧を掛けてもたせたそうです。

それ程、皆さんに見ていただけた花も幸せというものでした。

今日は親しい友人のお母様の告別式に行って参りました。
お母様は何年も前から記憶が遠くなり、ここ数年は、友人が施設を訪ねても誰だか分からなかったそうです。
ご冥福をお祈りいたします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

玄峰老大師のお軸が・・・

2014-12-23 18:27:58 | 徒然日記
12月23日(火)天皇誕生日
天皇誕生日の一日、風も無く暖かささえ感じさせる、穏やかなお天気で終りました。

今日は、親しい友人宅を訪ねて来ました。
何時も来てもらってばかりですので、久しぶりに行って参りました。

   

   玄峰老大師のお軸

私が伺う旨を連絡してから出かけて行きましたので、大歓迎をしてくれた事は云うに及ばず、私が尊敬してやまない玄峰老大師のお軸を掛けて待っていてくれました。
吸い寄せられるように床の間に進むと、あの独特の迫力を床の間から発して老大師のお軸が迎えてくれました。
「千湖水有千江月」という軸ですで、「千湖に水有 千江の月」と読むのでしょうか?
茶室の前の庭を拝見しながら、ゆっくりお茶を頂きましたが、こころなごむ最高のひと時になりました。

   

   蹲

茶室から見るのと、実際表で見るのでは幾分様子が変わりますが、庭を作る時に、お茶事なで使える庭にするのかは、主だけが知ることですから・・・

友人は、若い時からお茶を習い始めておりましたが、仕事が忙しくなるにつれ続ける事が困難になって中断しております。
しかし、お茶に対する情熱は今でも衰える事を知らず、話の端々からそのことが伺えます。

仕事から解放された今、再び大好きな、お茶の稽古を再開することを願っておりますが・・・。
そして、私と一緒にお茶の事をもっともっと勉強してほしいと思っております。

   

   お土産

時計を見てビックリ、暮れの忙しい時に、随分と長居をしてしまいましたので、大慌てで帰ってまいりました。
その時、持たせてくれました豆ふたつです。

私にもっと豆に働くようにという事なのでしょうか・・・。
じっくりと煮て、美味しく頂きたいと思っております。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「朔旦冬至」は19年ぶりだそうで・・・

2014-12-22 16:57:10 | 日常雑感
12月22日(月)冬至
今日は冬至です。
太陽が最も低くなり、夜が一番長い日でもあります。しかし、今日を境に、日脚が徐々長くなり、「一陽来復」と言われております。

それに加えて今年は、「朔旦冬至」(さくたんとうじ)にあたるそうで、新月と冬至が重なる貴重な日になるそうです。
朔旦は新月で月が出ないことだそうで、この日から、月も徐々に大きく成り、太陽も日差しが少しずつ長くなる、日と月の復活の日でもあります。

「朔旦冬至」は19年ぶりの事だそうです。

   

   年賀ハガキ

今日は月曜日ですので、ストレッチの日でしたが、昨日から喉が痛く声が出なくなってしまい、鼻水が切りも無く出るという状態でしたので、やむなく欠席でした。
朝一番でお医者さんに行きましたが、似たような風邪ひきの人でいっぱいでした。

先日の朝から寒空の中で、ストレッチの申し込のために1時間じっと立っていたのが堪えたようです。

そんな訳で、今日は年賀ハガキを書くことにして、午後から始めて半分くらいは書けましたが、完成までには至りませんでした。
お稽古が終っておりますので、庭周りや窓などから掃除を始めようと計画をしておりましたので、順序を考え直さなければなりません。

年賀ハガキも早く仕上げなくてはなりませんから、出来る事からやって行けば良いと思いますが、自分の中で作り上げたローテーション通りに、と思いますから切り替えが大変です。

お医者さんから薬を出してもらい、明日こそ元気になっていることを願って・・・
今日は柚子湯に入って早く休みましょう。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする